「不安」の正体は何者なのか?
”不安”は、大きくこの2つに分けることができる。
「足りない不安」と「失う恐れ」。
”足りない不安”は、
「今月の支払い大丈夫かな??」とか、
「まだまだ経験が足りないから認められないかも」などの、
まだ無いものが手に入るのかへの不安。
”失う恐れ”は、
「こんなこと言っちゃうと信頼を失うかな・・?」とか、
「貯金がなくなっちゃったらどうしよう」など、
今あるものを失うかも、という不安。
どちらも「持つこと」への執着である。
不安な気持ちでいるとき、
私たちの意識は『今』ではなく『未来』にある。
○○になったらどうしよう / ○○にならなかったらどうしよう
時間軸が『未来』です。
そして、「足りない不安」と「失う恐れ」の裏側には、
”結果への執着”があり、
”執着”を感じるとき、やはり意識は未来にある。
意識が未来にあるから、
持っていても不安であるし、持っていなくても不安。
といった感情が生まれてくるのだ。
つまり、
意識が「未来」にあるときに、
私たちはとても不安を感じやすいということ。
そんなわけで、
不安の正体とは、
『未来に飛んでっちゃっている意識』
のこと、なのだ。
分かれば、意外に怖くない。
どこかに飛んでっちゃっている意識を「今、ここ」に引き戻すことで、
「不安になる」ということは限りなく少なくなるだろう。