なはら姉さんが学校に行った次の日に、半日寝ることの意味
この本、本当に面白い!!
私はアメリカ留学をして、最終的に米国認定の音楽療法士となり、アメリカでお仕事をしました。
やっぱり セラピストみたいなお仕事に就くこと再挑戦したいな、なんて思わせてくれるような本でした。
この本は、躁鬱病をお持ちの著者が、精神病などを抱えていらっしゃる方に「こんなことしたら?」「こんなのどう?」ととてもリズミカルに返し、とても気持ちが軽くなるという経験を与えていらっしゃる様子が描かれています。
心がしんどくなる状態をよくご理解されていらっしゃり、どういう行動をとるとよいのか、というご提案をされたり
しんどいという状況でも、一人一人の良さや個性がそれを引き起こしているだけだよ~という 非常に軽い感じが とても気持ちがいいです。
そして、昨日、よんだ部分で大きな気づきがありました。
刺激を受けすぎた時には、引きこもることが良い
「繊細な人」は いろいろなことをくみ取ってしまい、とっても疲れてしまう、ということが、この著者の体験から描かれていました。
そして、疲れてしまうときには、家に引きこもって 人に合わない時間を過ごすことが精神的にいい、と書いてあったのです。
それを読んで、気が付いたのです。
えええええーーー
なはら姉さんが1日張り切って学校に行くと、すごく疲れた~ということ、そして、その後の数日、昼過ぎまで寝続けて(もちろん、学校は欠勤)、家に引きこもるっていうのは、これかーーーー!!!
と。
おそらく、彼女の身体と心が学校でものすごく刺激を受けて疲れてしまい、その後、自主的に休もうとしているのですね・・・
私は、「学校に行っただけで、ものすごく疲れたとなって、次の日12時間以上寝てしまうなんて・・・ほんと、この子、体力ないなあ~」とか 「成長期は眠いっていうから、今、育っているときなのかな~」いうくらいで思っていました。
でも、この繊細な人の特徴と、適切な対処法を読んだとたん、なはら姉さんのものすごく長い睡眠の意味が、なんだか少しクリアになったのでした。
態度がでかい子だし、とても社交的な子なので、ずっと私は彼女を「繊細さん」だとは認識してなかったのですが
おそらく彼女は、私が思っていたよりも、はるかに繊細さんなんだろうなと思うようになりました。
そして、訳が分からない行動や事象も、きちんと見えていないだけで、意味や必要性があるものなんだな~とも思いました。
とにかく、そんなに寝るもんだから、ぐーたらしちゃって~~と文句を言いたくもなります・・・
でも、なはら姉さんは、まるで冬眠のような長い睡眠から起きてくると、「はー なんでこんなに寝ちゃったんだろ~」と もにゃもにゃ言いながらも 普段通り。
「まだ疲れてるな~」みたいな日もありますが、たいていの場合は、何事もなかったかのようにケロッとしているものです。
一般的な学校や職場環境に入る人としては、なかなか適さない生活習慣ではありますが、自分なりの心と体のバランスをとるのは、幸せな生き方を追求するに、大事なことですね。