『僕が一番欲しかったもの』に共鳴した心
私の仕事の1つにスクールソーシャルワーカーのお仕事があります。カウンセラーは相談室でカウンセリングをしていますが、ワーカーの仕事は家庭訪問や学校訪問、医療機関や行政窓口に同行することがあります。
子育てをお手伝いさせてもらっているママさんと小学校の先生と3人で並んで座る待合室。ちょっとした待ち時間での何気ないおしゃべり。
「土居さんはたくさん相談を受けると思うけど、ストレス発散はどうしているの?」私に興味を持ってくれたことがちょっと嬉しくてテンションが上がる(笑)
お話を聴くのもするのも大好きな私は、たとえ重い相談内容であっても「あぁそんな大変なことを私に話してくれているんだなぁ」とありがたく愛おしくなる。
そうは言っても仕事の中で、関係機関との意見の相違や、キツく非難されることだってないことはない。けれども次の日に、ママさんや先生や保育士さんと出会い話をすることで、心が癒やされて元気がもりもり沸いてくる。
私のしたい支援の形は、「困った時には土居をしっかり思い出して欲しい。幸せな時には全く忘れられている存在でいたい」相談をしてくれる皆さんが主役の人生。
そんな私の耳と心にとまった一曲をご紹介。
槇原敬之さんの「僕が一番欲しかったもの」イギリスのバンドに提供した「THE GIFT」のセルフカバー曲だそうです。
お話仕立てになっている歌詞で、「僕」がたくさんの素敵なものを拾っていくけれど、その度にそれが欲しいと思っている別の人にあげてしまう。簡単に言えばそんな内容。
今週あたま、オンラインペアトレ講座の小学生コースの最終回がありました。
初回、緊張した面持ちだったママさん達が、最終回には穏やかにお顔で気心知れた子育て仲間に。「私だけじゃない!他のママさんのお顔を思い出して、みんな頑張っているから私も頑張ろうって。。怒らずに頑張っていたら、子どものパニックが減ってやる気も出てちょっとづつ変わって来ていると実感しています」仲間の力はすごい!
「子どもがかんしゃくを起こしても、自分で切り替えれるようになってすごいなぁと思った。こっちが驚くくらい!」ママが親として成長し、子ども達の成長をサポートしていく。ママの力は素晴らしい☆
「ずっと子どもが小さい頃から念願だったペアレントトレーニング。近くで開催がないので、オンラインで受講できてありがたかった」ご自身で子育てを変えるチャンスを引き寄せたママさん。
必要にしてくれるママさんの一人でも多くと出会いたい!お話を聴きたい!笑顔になれるお手伝いがしたい!
オンラインだからこそ出会えた今回のママさん達の一人一人のお顔が目に浮かぶ。
私がいつかこれまでの人生をふりかえりと、そこにこれまで出会ったママさんやパパさん、子ども達、沢山の人の笑顔がそこにあるといいなと心から願う。
この曲を聴いて、心から願っていた気持ちにすっと共鳴されて、心揺さぶられた瞬間に込み上げてくる涙。
涙に溶けた暖かい想いと感謝。
皆さんにもお裾分け。。。