小休止。
友達からこれから『帰るね』とLINEが届いた。
暫くしてから『間違えた!』
彼女は春休み自宅に居る子どもへ送ろうとして私に間違えて送って来たようでした。
子ども達の長期休み。
「ママ!おかえり~」と迎えてくれた息子くん達の笑顔がぱっと浮かんだ。
『いーよね。春休みとか夏休みとか。子ども達がおかえりーって言ってくれると疲れが吹き飛んでたなぁ』
何気なくつぶやくようにコメントを返した。
ピロリンッ
『そうだねー。いつも和子ちゃんには、そういうのを気づかせてもらって、勝手にじーんとしてるわ。ありがとう!』
今日は今年度の初出勤。
スクールソーシャルワーカー仲間と一緒に仕事の合間にご飯を食べた。
「だから土居さん、いつもよりエネルギーがない感じがしたんだね」
流石の対人援助職。
私が隠していた元気の無さを言い当てられる。
息子くん達が自宅を離れ丸2年が経った。
自分では何となく子離れも出来て自分のペースで生活出来ているような気持ちでいたけれど・・・。
仲間とのおしゃべりで、自分自身について気づく。
また見失っていた自分軸。
ついつい周りを優先してしまい、自分の事は後回し。
息子くん達と生活していた頃は、仕事より何より息子くん達が最優先だった。
ご飯を美味しそうに顔中で食べているような息子くんの満面の笑みを、目を細めて眺めていた。
だだをこねた後、わたしにひどく怒られて、わんわん涙を流して泣いている泣き顔も可愛くて。可愛くて。
大きくなって反抗期。親子げんかであんなに生意気な事を言ったのに、やっぱり寝顔が可愛くて「ごめんねぇ。ママも言い過ぎた」と頭を撫でながら反省した真っ暗な子ども部屋。
義理のお母さん。
息子くん達が小さい頃からずっと、口づせのように私に会う度にこんなことを言ってくれていた。
「かずこちゃんの身体は大切なんよ。かずこちゃんが倒れたら子ども達もみんなが大変になるんよ。かずこちゃん無理したらいけんよ」
お母さんと息子くん達のおかげで、わたしは『わたし』も大切に出来ていたんだとはたと気づく。
仲間とのおしゃべりで、大切な息子くん達が近くにいなくなり、自分自身を大切にすることをうっかり忘れていた自分に気づく。。。
どうしたらわたしがリフレッシュできるのかを、わたしよりも真剣に考えてくれている彼らの優しさが身に染みて勝手にじーんときたわたし…。
「おかえり」は
『大切なあなたがまたここに帰って来てくれて嬉しいよ』
のメッセージ。
大切な大切な息子くん達がおうちに帰って来た時に、元気いっぱい「おかえり」が言えるように、わたしも元気でいられるように。
今年度の目標は、改めて自分自身のスキを探すこと!
「『スッキリ!』すれば『まぁいっか』って色んなことが思えてくるよ」
仲間の助言を楽しみに。
仕事以外にも『スッキリ!』する活動を見つけてみたいと思います。
焦らず急がずボチボチと。