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名前を知らないアレが無くても、なんとか着火できました!
メタルマッチといつも呼んでいる火付けセット。
ファイヤースターターという呼び名も知っている。
マグネシウム製の棒にアレをチャッとやって火花を散らすのだが、、、。
あの相棒の名前は、なんだっけ?
アレがない
久しぶりに焚き火ができることになった。
火付担当としては、研鑽の成果を家族にアピールしておきたかったのと、子供にも練習させることも考えていた。
そして、いざ着火という段階になって気がついた。
アレがない!
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いつもマグネシウム棒と一緒に紐で括られている
アレだ。
家族に説明しようとググろうとしたが、ものすごく自然な環境な為、全然繋がらない。
結局、アレがないの、ほら、これと一緒になっている奴、と、幼児レベルで叫んでいた。
前回、やりにくい!と言って紐から外してたよ、と夫から指摘された。
あ、そうだったかも。そして、
戻した記憶がない、、、。
また、失くしたのか、という子供の視線が痛い。
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トーチなどはあるのだが、ファイヤースターターで着火しないと意味がない。
生活感丸出し下手キャンパーながら、これだけは謎のこだわりなのだ。
必死に考え、日頃出番がないナイフを出す事にした。
そもそもヒロシが、ナイフの背を使ってチャッと一発でキメていたのを見て、買ったのである。
ナイフの方が絶対やりやすいんだ!と思い込んでいたのだが、一度も成功した事はなかった。
むしろデカくて、ちょっと扱いを間違えると危ない代物だ。
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そんなわけで、いつも名前を知らないアレにお世話になっていたのだが、、、君、今、何処?
しかし、アレがない今、ナイフでヤルしかない!
今回から着火剤も使わない。
ファットウッドを削り、子供の松ぼっくりコレクションからもいくつか頂戴し、麻縄もほぐしまくっているので、あとは火花だけだ。
ナイフを握ると気持ちもワイルドになる。
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流石に今回は、子供は見学のみとした。
初めてファイヤースターターを使った時は、寒い中、汗が吹き出すまでやっても火が付かなかった。
あれから一年。
ママだって、成長してるんだよ!とばかりに
ザッとナイフを走らせた。
結果、不発。
火花すら散らない。
家族は予想通り過ぎる結果に、淡々としていた。
うー。
分かってはいたけど、やっぱり難しい。
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設置面が広いから簡単そうに思えるのだが。
それからは、文字通り髪を振り乱しながら、
必死にナイフを走らせまくった。
若干、火花は散るのだが、アレでやる時より小さい。
夫が代わろうか?と聞いてきた。
このままでは
夕飯も食えなくなるわ、
夜、寒くてかなわん、
という事は分かってはいた。
しかし、これだけは私の役目なのだ!
(単にやりたいだけです)
鼻息荒く、大丈夫!と断ると、引き続きナイフを握りしめた。
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子供はもはや母の奮闘姿に完全に飽き、
あらぬ方を向いている。
根本の部分でやってみたら?
空気を読まない妻に、仕方ないというように、夫がアドバイスしてきた。
ねもと?
ナイフの根本部分は、ギザギザになっている。
これ、飾りなん?
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試しに擦ってみると、簡単に火花が散った。
おお!いけそう!
何度か繰り返し、やっと
着火成功!!
ようやく種火を育て、焚き火によるメインディッシュ作りに入る事ができた。(夫が)
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火付け自体、長時間やっていたように感じたが、実際は10分程度だった。
最初からギザギザ部分でやっていたら、1分以内にできたのでは、と思う。
ま、一発で付けるのが当たり前的な夫や仲間たちからしたら、やっとですか?という話なのだが、、、。
アレの正体
戻ってから早速調べた。
アレの名前はストライカーだった。
そして、マグネシウム棒(フェロセリウム製もある)はロッドというそうな。
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ナイフでも出来る事はわかったけれど、やっぱりアレなので(危険なので)、ファイヤースターターを新たに購入することにした。
なんたってブラックフライデー真っ最中だ!
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