LINEの新機能に腹が立ちAIに闘いを挑むも惨敗した話
相撲から離れて馬鹿なことをしたい41歳
noteを始めて1か月半が経過しました。
フォロワーも400人を超え、記事をアップすると「スキ」がアベレージで100を超えるようにもなりました。様々な方が相撲ライターという肩書とは別の西尾の記事を読んでいただけることを本当にありがたいと思っています。
肩書のある立場で専門家として記事を書くことって責任が発生するし、色々と逃げ道を用意する必要もあります。あと、様々な視点を想定したうえで配慮しながら書かねばならないからやり甲斐はあるけど息が詰まるんです。
noteという場ではそういうものが全く無く、書きたいことを言いたいように書いているのでストレスがたまらないし、これを毎日続けていると頭の体操にもなる。面白いことに対するセンサーが絶えず働くし、その面白さを表現するための良い言葉もサラッと出てくる。
まぁ何ていうか、ここ数年の中で最も脳が冴えている状態なわけです。
で、皆さんお気づきだと思いますが、私はとにかく馬鹿馬鹿しいことが大好きでして、ヤフーの公式コメンテーターをやってる人の中でこんな馬鹿みたいなことを公に発表しているのなんて私くらいだと思うんですよ。
ということで、今日もまた一つ馬鹿なことをやってみたので皆さんに発表します。
LINEが支える2022年のスマホ生活
皆さんの多くが恐らくLINEやってると思います。
以前LINEのオープンチャットの表彰で新宿のオフィスにお呼ばれした時に聞いたのですが、2019年の時点でユーザーの数が8000万人も居るそうです。
いろんな機能があってもう自分たちの生活の中に欠かせない、いわばインフラみたいな存在だと思うんですね。いきなり世の中からこのアプリが消えたらどうやって友人や同僚と連絡を取ればいいんだ?って。今更Skypeとか入れられないし使い方分からないし、まぁ戸惑うと思うんです。
スマホ依存がどんどん高まる中でその依存の結構デカい部分をこのLINEっていうアプリが占めているってことです。若い人たちは聞くところによるとLINEすら使わずインスタで済ませられるなんて話も聞きますが実際どうなんすかね?
Z世代ってのもなかなか変な言葉で、あれ使ってるの多分Z世代が身内に居なくて生態がよく分かってない人なんすよ。自分たちのよく分からない人達を指し示す言葉と彼らの思考回路を一括りに知りたがってる。
映画を倍速で見るなんてことが独り歩きしてますけど、あれ実際やってるのどれくらいの割合なんでしょうね。まぁそれくらいに考えるのがちょうどいいと思ってます。
さて、LINEの話です。
私の中で少し前に気になる改修が行われたんです。
「VOOM」って機能、知ってますか?
LINEの困った新機能「VOOM」をどうするんだ問題
まぁLINE版のティックトックみたいなもんで、要はショート動画がアップされるような機能みたいなんすよ。詳しくは知らないけど、少なくとも私の目に付くのはショート動画なんです。
でね。
何が問題って、こいつが本当に邪魔なんです。
おじさん、ショート動画見ないんすよ。
ティックトックはアカウントすら持ってないです。
私が見たい動画はある程度尺が必要でして。
で、こいつの何が問題か?っていうと、元々このVOOMってのがあった場所から自分の友達のタイムラインが見られたのですが、このVOOMが出来たお陰でこいつを経由しないとタイムラインが見られないようになっちゃったんです。
「タイムライン」ってちょいちょい友人が近況をアップしてたんで、一応見てたんですけどこのVOOMって野郎が邪魔で仕方がない。
タイムライン見ようとすると韓国メイクの親子がなんか踊りだすんですよ。制服姿の女子高生がKPOP踊り始めるんですよ。あと、カップルユーチューバーみたいなやつが温度の低いドッキリやるんすよ。
とにかくね、若い子やたら踊りたがる。
わしのスマホはディスコテックかと。
二十歳くらいの頃にヒップホップダンスを2週間やってたことありますけど、予約が取りにくくてやめちまったんですよ。NOVAくらい予約できなくて。関係ないけど。
でね、この手の動画が自動で再生されてしまうのです。
なんやねん。
こんなもんおっさんが見るはずないじゃないですか。
公衆の面前で迂闊にこんなもん一瞬でも見てたら変態扱い、ヘタすりゃ事案ですよ。ナントカハラスメントとか訴えられかねない。おっさんはね、周囲に誤解を与えないように慎ましく生きたいんですよ。ただ、静かに暮らしたいんです。吉良吉影じゃないけど。
この機能を表示しないように検索したけど、どうやらLINEはこれを推したいらしくてそれはできない。どうにかして自動再生止めることまでは出来ましたが。
AIに興味が無い動画を学習させてみよう
そこで考えたんです。
AIに私がこの手の動画が興味ないことを学習させればいい。
って。
ここからはLINEのAIとの闘いです。
LINEのオープンチャットという機能では猥褻画像に対する規制がかなり激しいらしく、壇蜜の写真は掲載できるのに力士の写真を投稿すると懲罰対象になるという意味不明な仕様が存在していました。
ちなみにLINEのAIで最も猥褻とされていたのは千代丸という力士です。彼を投稿すると1日はオープンチャットから追放されてしまうのです。
確かに腹と胸はセクシーではあると思うのですが…。
そんなわけで、オープンチャットの有名管理者の方の間で千代丸が一躍著名な存在になったという話もある訳ですが、本題はそっちじゃありません。
とりあえず、このVOOMという機能で働いているAIに対して私がいかに韓国メイクの親子も女子高生ダンスもカップルのドッキリも興味が無いかを教育しなければならない訳です。
方法は簡単。
この手の動画が出てきたらチマチマ「興味なし」を押し続ける。
それだけです。
これで大人しくなればいいなぁと思いつつ、延べ200回くらい「興味なし」を押し続ける、VOOMをスクロールしながら興味がないものをしらみつぶしに潰しまくる。
多分そのための「興味なし」っていう機能だと思うんです。あ、このおじさんはダンスには興味ないのね、ってさすがに2022年のAIは分かってくれると思うんですよ。
千代丸と壇蜜の優先順位がよく分かってないから不安ではあるんですけど、でも今は千代丸の方がエロくないって理解してくれましたから、何とか大丈夫じゃないかと期待して私は数日間LINEというかVOOMを放置してみました。
ドラクエ4並みのポンコツなAIもまだまだ存在する
そして結果は…。
なんと、ほぼ変わりませんでした。
僕のスマホは相変わらず韓国メイク親子と女子高生とカップルユーチューバーが優先して見られる状況です。
なんというアホAIなんでしょうか。。
こんなに学習しないとは。
日本でも屈指のIT企業の筈なんですがどうなってんだ。
AIってなんでもすぐに解決してくれるわけじゃないんですね。将棋指しを追い詰めることは出来てもディスコテックはどうにもならん。
考えてみると私たちの年代でAIっていうとあんまりいいイメージ無かったのはひとえにドラゴンクエスト4のことがあったからだと思っています。
主人公以外の仲間が全員AIで動くという画期的な新機軸を打ち出して、発売から期待はものすごく高かったんですよ。自分と一緒に自発的に動いて闘う仲間とか、すごいじゃないですか。
でもね、普通に攻撃する奴は問題なかったんすけど、回復してほしい奴が味方死にそうでもで効きもしない一撃必殺魔法「ザラキ」打ちまくるんですよ。クリフトていう緑の野郎なんですがね。
あのザラキマンのせいで僕らのAIのイメージズタボロで、でも今の世の中になって色々AIがやってくれるようになって、でもポンコツなAIってのは2022年にも存在するんだなぁと改めて思い知ったわけです。
ということで、当面はLINEでもタイムラインすら見なくていいかなぁ。VOOMが邪魔過ぎて。もう韓国メイクの親子も女子高生もカップルユーチューバーも見たくねえよ。。