見出し画像

ストレス溜まると手にプチプチが出来るのは自分だけではなかったという話

皆さんの中で、「これ、私だけ?」っていう症状、何かありますか?


今はネットで何でも調べられる時代とはいえ、周りの方はそういう様子が一切無いのに自分だけ妙な症状が出ると不安である反面、よほどのことでなければなかなか病院とか行きにくいんじゃないかと思うんですよね。


こんな程度のことで病院で相談するのも変な話かな?なんて私は思っちゃうんですよ。


例えば小学校2年生の頃に生まれて初めて足がつった時、何が起きているのか全く分かりませんでした。痛いし絶対変なんですけど、どの程度重いものなのかとか全然見えないんですよね。


だから、これはどうすればいいんだろう?

ってところがまず最初の悩みになるんですよね。


ちなみにこの時は何かはよく分からなかったんですけど、当時読んでいた「県立海空高校野球部山下たろーくん」っていうジャンプの漫画で主人公で一人称が「おで」の山下たろーがマウンド上で足がピクピクして止まらなくなるってシーンがあったんですよ。


その時に、対戦相手だったと思うんですけど、安全ピン持ってきてプスプス刺すんですね。で、それが収まるんです。


だから私は「あー!これ『山下たろーくん』で見たアレだ!」って思って、母に安全ピン持ってきてくれって頼んだんですよね。


そしたら私の様子を見てそれは足吊ってるだけだからグッと押し込めばいいのよ、って言って即解決です。流石に母もビックリしたでしょうね。小2の息子が悶絶しながら安全ピン持ってこいなんて言うんですから。


オードリーの春日さんは相方の若林さんが突然過呼吸になった時にコンビニでビニール袋を貰って被せて解決したっていう話があって、あれはどうもマガジンで連載していた「スーパードクターK」で読んで知ってたかららしいんですけど、大事なのは何が起きているか正しく理解したうえで対処することなんだろうなぁと思います。


本当は足が吊って安全ピン刺そうとした危険な話はするつもりは無かったんですけど、考えてみるとちょいドイヒーな経験だったので皆さんに紹介しました。まぁそっちはいいんすよ。


で。

本題。


30過ぎてから疲れが溜まると出る症状があったんですよ。

しかも、結構微妙なラインのやつ。


当時ちょうど管理職になりたてで、プレッシャーもあったし、仕事の内容も変わっていたし、何よりもパワハラ上長が常に居て、ダメを押すように自社の上司からも責められるという最悪な状況だったんですよ。


こういう状況なので同僚(というか、立場上は部下に当たる)とは妙な連帯感があって、決して身の回りの全てが敵という訳でもなかったし、追い込まれると最初は気持ちが強くなるんですよ。どうにか耐えてやるって。


だから結構気持ちは張っているし、方々からダメを出される中でも仕事に対しては前向きで、あんな状況でよくやっていたなぁとは思うんですけど、ちょっと異変がありまして。


てのひらが痒くなるんです。


アトピーは肌がガサガサになって、それを上から引っ搔いて、肌がボロボロになって、だから大変だと思うんですよね。実際私も子供の頃あれを経験しているので大変さは分かっているんですけど、今回の症状はちょっと違っていて。


別にガサガサにはならないんですよ。

その代わり、肌の内側っていうんですかね。これが部分的に赤くなってくるんです。


内側が痒いので、てのひら自体は痒いんですけどだからといって別にそれが原因で引っ掻いてボロボロにはならないんですよね。その点はアトピーの方が困るんですけど。


ただ、これが1週間くらいすると少し様子が変わってきます。

小さいプチプチが出来るんですよ。


プチプチがある中で痒いので、これを潰しちゃいたくなるんですよ。プチプチがあることがまず気持ち悪いし、触ったり目にしたりすると気になって仕方なくなる。


こういう時に潰したり、剥がしたりすることが正解っていうことは医学的には殆ど無いケースだとは思うんですけど、でもやっちゃうんですよね。


潰すと痛いんですよ。

でも潰したくなっちゃう。


軽度であればてのひらの一部が、状態が悪いと全体にこのプチプチが広がります。痒くて潰したくて結構大変な期間です。いつも手に意識が集中していますし、痒いせいか熱を持っている時もあり、落ち着きません。


段々見た目に気持ち悪いことになってきますし、この辺りの時期が結構大変だったりします。


そしてここから1~2週間経過すると、このプチプチが概ね破れます。


破れた後で元々プチプチだった皮が白く残ります。これがまたちょっと痒いときもあります。プチプチが大体破れて白い皮が残っているので、何も知らない人が見るとなんだかよく分からないけどてのひらで何かが起きているということは分かるようになります。


個人的にはここまで来ると峠を越えている理解をしていて、もうてのひらの奥の方で熱を持ったり赤くなったりということは基本的には無くなるからです。ただ、一番グロテスクなのは全部破れた後なんですよ。


この現象、私の中では疲れている時と言いましたが、概ねストレスが原因であるように思います。しかも、結構強烈な時。


ただ、本を書いたりとか、充実している時に付随するストレスだとならないんですよ。大体何か嫌なことが起きた時なんですよね。


だから、他の方は分からないですけど、これって自分の精神状態が悪いときに起きがちなんだろうなぁということで、自分の体調管理をするときはいつも意識をしています。


まぁこれについては全体的に1か月くらいで、しかも自分のメンタルが崩れた時に起きて、しかも放置すれば治るので特に通院したりとか、そこまで深刻なものとは思っていなかったんですけど、2年くらい前にこの症状が話題になったことがありまして。


何かがきっかけかは忘れましたが、確か芸能人の方がこの症状があるみたいな切り出しだったような気がします。


で。


ちゃんと症名もあるんですよね。

「異汗性湿疹」とか「汗疱」というらしいです。


なるほどなぁ。


この症名で検索すると原因は不明とか、治療法にステロイドとか書いてありますけど、まぁこれについては色々と人によって違いもあるし、ステロイドに対してネガティブな見解もあるのでどうするのが結局自分にとってベストかはよく分かんないですけどね。


ただまぁ、結局何が言いたいかって、自分だけかな?と思ったちょっとした症状であっても案外世の中では問題になっていることもあるし、知識が蓄積していたりするってことなんですよ。


あと、検索って面白いもので、今回の症状って別に症名で調べたわけでは全く無くて、「手 プチプチ かゆい」とかその程度のものなんですよ。でもちゃんと出てくるんです。


今の世の中、小さな手掛かりで答えに辿り着けるようになっているんですよ。凄くないですか?


悪いことばかりが目に入りがちではありますけど、案外意識していないところで自分が救われていることってあるもんだと思いました。


あ、

ちなみに今この症状が出ているから書いたわけじゃないですよ。

そこは心配しないでくださいね。

いいなと思ったら応援しよう!

西尾克洋/相撲ライターの相撲関係ないnote
よろしければサポートお願いいたします! 皆様のために今後使わせていただきます!

この記事が参加している募集