そして、家の味になっていく。
「家にあるもので適当に作るよ」
「スーパーを見て、何か安いものがあったらそれで夕飯考えるよ」
料理下手の私にとっては、どちらも憧れの言葉だ。
私は、レシピ通りにしか作れない。
だから、レシピを決めてからじゃないと買い物もできない。
それでいて、とても面倒くさがり。
材料が多くても、料理の工程が多くてもがんばれない。
どうしてこんなにも料理がキライなのかは、いつかまた語るとして、とにかく料理は私の家事ストレスNo.1なのである。
学校などで、「おうちの人が作ってくれるごはんは何が好きですか?」という質問に子どもが答える機会が何度かあった。
なぜそんなことを聞くのか、本当にやめていただきたい。
その際の娘の答えは、「ばあばが作るハンバーグ」だった。
そんな私が出会った、簡単に美味しい料理ができる素晴らしいレシピを発信し続けてくださる料理家さまが、脱サラ料理家のふらおさまだ。
・使う材料に特殊なものがない
・工程がシンプル
・説明が分かりやすい
・レシピ内に時短テクニックが散りばめられている
・なにしろ美味しい!!
仕事中の主婦仲間は、みんなこぞって「今日の夕飯何にしよう」そればかりを考えている。
そして、考える余裕もないほど日々に追われているのは、きっと私だけではないと思う。
だからこそ、本当に助かっている。
私が再三お世話になっているのは
「鶏そぼろ」「たまごそぼろ」
「照り焼きチキン」「鶏チー焼き」だ。
こちらを作るようになってから、
娘からは
「母ちゃんが作ってくれるお料理でこれが1番すき!…あー!でも1番を決められないよー!」
という言葉までもらえるようになった。
母ちゃん大躍進である。
もうひとつの変化があった。
これまではそのままの分量で作っていたところを
「娘はもう少し甘口の方が喜ぶかな」と砂糖を増やしたり、醤油を少し減らしてみたりするようになった。
そして、ふと、思ったのだ。
そうか、こうしてその家の味ができていくのか、と。
ベースはもちろん私が作ったわけではない。
けれど、食事を共にする人たちの好みに、だんだんと変化していく味。
そんなことに、料理をとことん避けてきた私は、少なからず衝撃と感動を受けたのだった。
これからも、大切な家族に美味しい料理を食べさせたい。
でも、無理はしたくないし、できるなら楽をしたい。
それらを叶えてくれる「ふらおさまのレシピ」は、私の毎日に欠かせない存在なのだ。
※こちらの記事は朗読用ではありません※
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