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身体のつながり、そして複雑なもの

先日、朝起きて腕を伸ばして回しながら肩甲骨のあたりをほぐしている今日この頃、と書きました。

じつは、肩を回しながらほぐしてゆくのが日課になってから、他にも変化がありました。

太腿や腰回りを伸ばしてストレッチするとき、以前は「ピリッ」という痛みを感じていたのですが、なぜか痛みが和らぎ、感じなくなってきたのです。

生成AI「Claude」に聞いてみると、筋膜を通じて身体の各部位がつながっていて、肩甲骨周りのストレッチが下半身の柔軟性を向上させる可能性があるとのこと。

このような体験は興味深く、身体の各部位がつながっていることを示す良い例です。肩甲骨周りのストレッチが下半身の柔軟性に影響を与える現象には、いくつかの医学的な説明が考えられます。

筋膜連鎖: 筋膜は全身を覆う結合組織のネットワークで、身体の各部位をつないでいます。トーマス・マイヤーズが提唱した「アナトミー・トレイン」理論によると、背中から足裏まで続く「後部線」という筋膜の連鎖があります。肩甲骨周りのストレッチがこの連鎖に沿って影響を及ぼし、下半身の柔軟性を向上させる可能性があります。

Claude

ヨガのインストラクターの方に聞いてみても、同様のお答えがありました。

身体は様々な要素がつながりあっており、位置的に離れていて関係がないと思われる部分も互いに影響を及ぼし合っている。

自分のことをよく知らない。

そのことに改めて気付いた次第です。

身体の部位・つながりの理解を通して、複雑なものの振る舞いについて深く知りたい。

そんなことを思ったのでした。

次に、ウシャスタ=チャークラーヤナが彼(ヤージュニャヴァルクヤ)に訊ねた。「ヤージュニャヴァルクヤよ、われわれの眼前に現われて姿を隠すことのないブラフマン、すなわち万物に内在するアートマン、それをわたしに説明していただきたい」と、彼が言うと、「君のアートマン、それが万物に内在するアートマンである」。「ヤージュニャヴァルクヤよ、万物に内在するものとは、如何なるものか」。

岩本 裕 編訳『ウパニシャッド』

「吐く息によって呼吸している、君のアートマンが万物に内在するアートマンである。吸う息によって呼吸している、君のアートマンが万物に内在するアートマンである。上昇する息によって呼吸している、君のアートマンが万物に内在するアートマンである。君のアートマン、それが万物に内在するアートマンなのだ」。

岩本 裕 編訳『ウパニシャッド』

「視覚の主体である視る者(アートマンの比喩的表現)は君を視ることはできない。聴覚の主体である聴く者を君は聴きえない。思考の主体である思考者を君は思考しえないし、識別の主体である識別者を君は識別しえない。君のアートマン、それが万物に内在するアートマンなのだ。それ以外のものは苦悩に委ねられているのだ」。

岩本 裕 編訳『ウパニシャッド』

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