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研究に関する本を書いてみたい

私の今の目標の一つに、本を出版することがあります。
そんな私にとても参考になったnote記事を見つけたので、シェアしたいと思います。

それが、中央経済社のnote「経営学系若手研究者による研究書の出版に関する研究会レポート」です。これは、2023年3月に京都大学吉田キャンパスとオンラインで開催された「経営学系若手研究者による研究書の出版に関する研究会」の模様を、レポートにまとめてくださったものになります。

私も会が開催されることはSNSで知っていたのですが、仕事の都合で参加できず・・・非常に残念でしたが、noteで内容をシェアしてくださり、とてもありがたく感じています。

研究成果を発表する手段は、論文や発表、そして本など様々です。
しかし、座談会でも述べられているように、(分野にもよるかと思いますが)最近では論文という形式が重視されている傾向を感じます。

私自身もこれまで、研究成果は論文でしか発表してきませんでした。
しかし、本というアカデミック外の方でもアクセスしやすい形で研究成果を残すことで、論文とは違う形で社会に貢献できるのではないか?と考えていました。

実際に、座談会の中でも京都産業大学の舟津先生が以下のようなコメントを残されています。

自分でも読み返しますし、さまざまな反応をいただけるので、事後的ではありますけども査読のようなことが結果的になされる。特にアカデミック以外の方々だと、「論文を出した」と言っても反応は素っ気ないのですけれど、本を出した時の反響はすごい。それだけ効果があるのだと思います。
つまり、一種のシグナリング効果として、名刺代わりになるということ。本を出していること自体に大きな社会的インパクトがあると思うんです。

中央経済社note

また、大阪産業大学の中原先生のコメントも印象的でした。

この調査をした時に、協力してくださる企業はなかったのですが、出版したことで変わるとよいなと考えています。本を出すということには、自分に対する権威づけのような効果もあると思いますから、今後、協力者が増えて、それが次の論文に繋がるということもあるでしょう。キャリアの上では、論文と本がそれぞれ別のものではなく、つながっていると思います。

中央経済社note

研究において、企業や消費者の方の協力は必要不可欠ですが、こうした方々から研究への理解や協力が得られやすいというのは、本を出版する魅力の一つに思えます。

出版の意義だけでなく、手順や売り方、出版の在り方等、想像よりも幅広いテーマを扱っておられており、とても勉強になる記事でした。

また、個人的には、「こうしたテーマで本を出版したいな」というアイディアは持っていたのですが、出版に向けて研究内容を詰めていくモチベーションが高まりました。

経営学系の先生方の座談会ではありますが、他分野の方でも参考になる点もあるかと思いますので、ご関心のある方はぜひ一度読んでみてください!


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