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マーケティング専攻の大学院生の生活
今回の記事では、私が大学院生だった頃(修士1年生・修士2年生)の生活を紹介したいと思います。
マーケティング系の大学院に関する情報はあまりないかと思いますので、進学を考えていらっしゃる方の参考になれば嬉しく思います。
●修士1年生
基本的には、講義を受ける+勉強をするといった日々でした。
個人的に、勉強量という意味では、大学院の際にもっとも多かったのが、修士1年生の期間ではないかと思います。
私が進学した大学院では、比較的大人数で受講する講義形式のタイプと、少人数で本や論文を輪読するタイプの講義が存在しました。
講義形式の授業では、大学院レベルの基本的な知識を学習することができます。私は、マーケティングに関するものから、統計や計量経済学に関するものを受講していました。
講義形式の授業は、学部の講義とほとんど同じイメージを持っていただいて、相違ないかと思います。ただし、学部と違って大学院は人数が少ないため、受講生が数百人になる、といったことはありません。
次に、輪読形式の講義では、受講生全員で指定の教科書・論文を輪読していきます。発表が回ってくるのは1~2回ですが、だからといって担当外の時に文献を読まなくていいというわけではありません。
多くの講義では、ディスカッションへの参加を求められたり、内容に関して1000字程度のレポートが求められるなど、発表担当外の際にも論文を読み込んでおくことが要求されました。
読む論文は講義によって異なりますが、基本的には英文雑誌に掲載された著名な論文を読む講義がほとんどでした。
当時は一つの論文を読むために、かなりの時間を費やさなければならなかったため、毎週講義の準備がかなり大変でした。特に隣接分野の論文は、そもそもの前提知識が不足しているなど、理解に時間がかかったことを覚えています。
これに加えて、ゼミで自分の研究も少しずつ進める必要があり、関連する論文の探索・専門分野の勉強などをおこなってきました。
大学院に行くまでの準備・知識不足が、自分が苦労した原因だと思っています。そのため、マーケティング系で進学を考えていらっしゃる方は、事前にできる限り準備をしておくと、より充実した生活を送れるかと思います。
その点に関して、以下の記事でまとめているので、よければご覧ください。
●修士2年生
修士1年生の間、大学院で必要な講義を取得したら、2年生では修士論文を執筆していきます。修士論文では、1年生の頃から進めていた先行研究のレビューなどを踏まえ、自分なりに新規性を生み出して学術論文の形にしていきます。
私は、余裕をもって修士論文を執筆していたつもりでしたが、結局ギリギリになってしまった苦い記憶があります。そのうえ、〆切1ヶ月前にパソコンが突如壊れるという災難にも見舞われました・・・(※1)
また、博士への進学準備・就職活動など、それぞれの進路に向けて取り組んでいくのも、この期間になります。
まとめ
ということで、今回はマーケティング専攻だった私の大学院生活を紹介してみました。修士1年生の頃は、毎週の講義や課題でほとんど勉強だけの日々を過ごしましたし、2年生の頃は修士論文の完成に向けて頑張った時間でした。
こうしてみるとかなり大変そうなイメージもあるかもしれませんが、意外にもとても充実しており、今思うと本当に楽しかった日々でした。
※1:バックアップのおかげで、何とか助かりました。よく言われることですが、卒論や修論執筆時には、バックアップは必ず定期的にとっておきましょう。