世界が鈴木亮平を発見する日〜『シティハンター』
Netflixオリジナル映画(て言っていいのかな)シティハンター実写版を観ました!
これはいい!
とてもいい!!
特に鈴木亮平は期待を裏切らない。
いつもの筋肉美を見せつける裸芸(笑)ももれなく付いてくる。
一瞬、『変態仮面』を再生しているのか?
と思ってしまいました。
とにかく明るい安村の履いてますよもアキラ100%のお盆芸もしっかりオマージュしたキレッキレの裸ダンスといい、
最高に能天気なもっこりハイテンションといい、
コメディアンと見紛うほどのおとぼけキャラもある。
激しいガンアクションも格闘シーンも存分にある、
そして、時折見せるシリアスな表情も、
『孤狼の血2』の笑う子も大泣きする逝っちゃってるサイコキャラこそなかったものの、
とにかく鈴木亮平の魅力全開と言っていい映画です!
シティハンターは大学時代から社会人に入るまで連載されていたので、大学時代のアルバイト先に少年ジャンプがいつも置いてあったので、なんとなく読んでいる。
冒頭の能天気キャラと特殊効果付きのアクションが、まるでマンガやん!!
と言いたくなったが、そういえば原作も主人公の冴羽獠ってこんなオチャラケキャラだったわ、と思い出した。
つい最近フランスでも実写版映画が作られていたように思うが、そちらはまだ未見なので比較は出来ないが、
このNetflix実写版はかなりのレベルでコミックの世界観を再現した実写化なんではないだろうか。
マンガのオチャラケギャグが寒々しくなっていないのは、やはり鈴木亮平の演技によるものが大きいんではないだろうか。
思い起こせば、2009年のヤッターマン実写化(もう15年前なのか!)の深田恭子のドロンジョ様、ケンドーコバヤシのトンズラーと生瀬勝久のボヤッキーの3人組のギャグの再現はかなり寒々しいものだったが、
それと比較するのも悪いが、今回のは全然世界に出しても大丈夫だったと思う。
そして、連載時のバブルど真ん中の東京を、SNSやスマホ、トー横キッズなどの新宿の風俗を交えつつも、駅の伝言板があるという不思議なパラレルワールドな新宿が描かれていたのも良い。
今作は、シティハンター・ザ・ビギニングという感じだった(原作がこんなのだったかは全く記憶にありません)。
あぁ、早く続編が観たい、そんな気にもさせられました。
獠の相棒になる香を演じた森田望智も鈴木亮平とタメを張るカメレオン俳優ですね。
彼女のファッションはまさにバブル時代からそのままタイムワープしてきたかのようで、そしてコメディエンヌ演技も達者だし、できればアクションシーンをもっと観たかったかな。
木村文乃も女性刑事役が板についてたし、ヒロイン的位置づけだった華村あすかも華があった。
途中で退場となった安藤政信(て久しぶりかも)もまさかの悪役だった杉本哲太も、こういう人が一番怖い橋爪功、VIVANTをちょっと思わせた迫田孝也。
男性陣もよかったです。
やっぱり、続編作りますよね!?
そして、Netflix世界配信なので、この作品で世界が鈴木亮平を発見してくれることを切に願っています。
早く海外作品で鈴木亮平を観たい!
<了>