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ふよふよと漂う、宇宙。

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ひびのつぶやきから、お気に入りをまとめました。
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#エッセイ

霊能者から学んだこと

そういう能力がある人がいることは知っていたが、私はからきし信じていなかった。霊と交信でき…

アンパンマンと悪とエロ

伝統とはオソロシイもので。誰かがおっぱじめてしまった行事を、なぜだかみんなが粛々と続けて…

絵が上手い人。

今でこそ、このようなテキトーでヘタくそなイラストを描いている私だが、実は本気で描くと絵は…

砂漠の国からみた、日本

10代の頃、この日本がとてもイヤだった時期がある。    すぐ群れる。     出る杭を打つ。…

スケープゴート

「あ、この会社。ロゴ変えた」 と旦那さんは職業柄、よくそんなことを言う。 彼はエディトリア…

「この世に偶然はない」

と、力説されたのは、私が21歳のとき。 さる年上の女性からだった。なんの話の流れかは忘れた…

だって宇宙が……。

大学で「宇宙論」を選択していたことがある。 その授業は文系の生徒でも受講できるというもので、数学が苦手な私でもとてもわかりやすい内容だった。おそるおそる門を叩いたものだが、E=mc2……なんていう難しい数式が出なくてホッとしたものだ。 素粒子の研究をしていたその教授はとてもロマンチストな素敵な人で、ホーキングとも仕事をしたこともあるという宇宙物理学者。 その彼が語っていたことでとても印象的だったのがこれだ。 「最初にこの宇宙が生まれたとき。光から誕生したのは水素原子だった

脅迫は犯罪ではなかったか

息子のサッカー部の朝練は絶対に遅刻できない。 なぜなら時間に遅れると連帯責任で、その学年…

差別・逆差別

「この前、同窓会があったんだけどね……」 先週、カフェでお茶をする機会があったときのこと…

クリエイトする時の、ベクトルが逆なのだ。

マーケティングリサーチって、人を動かす説得材料には大事だと思うのだけれど。正直、正しい順…

名医、名医を知る

フリーランス駆け出しの頃は「押忍! どんな仕事でもお受けしまっス!」というスタンスだった…

「死」の表現と子どもたち

我が家の子どもたちが通っていた幼稚園は、子ども目線の保育がすばらしい、自慢の園だった。 …

18歳のカタルシス

今でも山手線に乗ると、18歳の自分に戻るときがある。 そのころ、毎日の通学に山手線を使って…

器用貧乏が怖かったとき。

駆け出しのフリーランスの編集&ライターだったころ、幸いにお声が掛かり、私はやれ美容、健康、ファッション、社会、政治、金融、語学、教育……といろんな分野に足を突っ込んでいた。 独立前の出版社時代も、もうちょっと違う分野の雑誌をいくつかやっていたので、それを合わせると私の守備範囲はもっと広くなる(投資ものだけは一度トライしたものの、本当に苦手で楽しめなかったので、次の話が来てもお断りをしたのだが……)。 なぜこうもいろいろと手がけていたのかと振り返ると、ある出版社が初心者向けの