器用貧乏が怖かったとき。
駆け出しのフリーランスの編集&ライターだったころ、幸いにお声が掛かり、私はやれ美容、健康、ファッション、社会、政治、金融、語学、教育……といろんな分野に足を突っ込んでいた。
独立前の出版社時代も、もうちょっと違う分野の雑誌をいくつかやっていたので、それを合わせると私の守備範囲はもっと広くなる(投資ものだけは一度トライしたものの、本当に苦手で楽しめなかったので、次の話が来てもお断りをしたのだが……)。
なぜこうもいろいろと手がけていたのかと振り返ると、ある出版社が初心者向けの