社会人1年目。厳しい女性上司だからこそよかった。
女性上司は同性に厳しいといいます。
社会人1年目の頃、私はめちゃくちゃ厳しい女性上司でとってもラッキーだった。
もし、男性の上司だったり、褒めて伸ばすタイプの上司だったら今の私はいない。
自分らしい成長を見出せたのは社会人1年目で厳しい女性上司に巡り会えたからだと思う。
え?Makoさんて新人のころあの方の元でお仕事されていたんですか?
若手の子たちからは驚かれる。
大抵潰されて終わりと考える子も多いようだがそうでないこともある。
社会人1年目に配属先の長は社内でも厳しくて怖くて有名な方でした。彼女が組織するオフィスはタチマチ軍隊になるとも言われていました。
そう確かに厳しかったし、怖かった、怒られると誰もが萎縮してしまう。
不器用で失敗が多い私は、彼女から人一番お叱りを受けていた。
厳しい叱責に萎縮してさらにポカをする有様。不注意が多かったり、忘れ物や物をなくすことが非常に多いゆえ、いつも焦りバタバタと落ち着きなっかった。とにかくうっかりの量が半端なく。行動すればするほどうっかりがどっさり。もっさり。
(片付け整理も苦手なのでADHDかもしれないけどちゃんと調べてないしその必要もないと認識)
『あんたのミスが組織にとってどんなに不利になるか!』
『知識も経験もないくせに勝手な行動するな。いらんこというな!』
『あんたね。部下の不備は私の責任なのよ。あたしのクビ飛んだらあんた私の給料補償できんの?』
『あんた!毎朝何なのよ!しかるにもエネルギー使うのよ。あんたに使うエネルギーどんだけだと思ってんのよ!!私の時間とエネルギー返せるわけ?』
当時はパワハラとかいう言葉なかったので
ぜーんぶ。朝礼で全員の前で叱られました。
当時は数字できなきゃ休日返上、ビルの消灯までオフィスにいるのも当たり前だった。
ある時
『いいかげんにいしろよ!お前の存在どんだけ組織に迷惑かけてんのかわかってるよね。お願いだから会社辞めてくれる?』
業務用PC、机、携帯、手帳取り上げになった。
営業行くんじゃねぇよってことです。
うあああああーーー!ぐぁぁぁー現代ならばー!!完全アウトですねぇぇぇ‥。ふふふ不当解雇ぉぉぉーーーになりますやんーーーーーー。
ザワザワ‥ついに言われたぞ。どうすんだアイツ‥。
小生‥確かに迷惑かけてるのはわかっている。‥でも。
『‥申し訳ございません。しかし私は一人前になるまで辞めません!ようやく支持してくれるお客様が少しづつできてきたから、今はまだ辞めれません』
ザワザワ‥まじかアイツ‥‥。
きしょいわ(ドン引き)(΄◉◞౪◟◉`)
業務用PC、机、携帯、手帳を取り上げになったので社内の雑用を見つけてする。掃除をしたり何だり‥。ちゃんと毎日出勤してそんな毎日を送ったら。
上司はおれてくれて、通常業務を許されるようになりました。
女が泣いて謝っていいのは二十歳以下。
泣いて謝ったらビジネスマンとして舐められ、対等で仕事ができなくなる。
そう教えてくれたのも彼女でした。
確かにどんなに叱られても私は俯いて泣くことをしたことがなかった。彼女の厳しく強い眼差しをじっとみていた。
時に『何その目、反省してるの?』と言われたが
確か、ぐすぐすと泣くことはなかったんじゃないかと思う。
後に大人になってきて、大人は叱られても効果ない人は時間も労力ももったいないから叱らないということがわかってくる。
先輩が、よく見てみな、上司は〇〇のこと叱るか?叱っても効果ないんだよ。
ちゃんとみてるんだよ。
更に運が良かったのはサポート、フォローしてくれる上司や先輩方に恵まれたことだが、優しい人でもあくまで、あなたがやりたいと努力するならサポートするけど他力本願になるなら無駄だから助けないと言われていた。
叱られるっていうのは効果がある奴の特権。伸びしろあるよってこと。
かれこれ15年くらい前の話です。
その後、よく考えたらクレームやお叱りあっても上司同席せず。一人で対応していた記憶しかない。
20代半ばくらいでも、『お前じゃ話にならない。上司呼んでこい!』と言われたことはなかった。顧客が上司に『どうゆう指導してるんだ!』と言ってきたことは実は一度もない。
私自身も誤りの原因を正直にお伝えし再発しないための規範をお伝え謝罪し、『お叱りいただくことは有り難いこと、ご多様な中不行き届きの私に時間を割いていただき、本当にありがとうございます』『今後より、間違いを繰り返すことなく、精進し成長した姿をお見せできるよう頑張りますね』
などと、感謝を伝えていた。
一度お叱りを受けた顧客からも逆に信頼をえて追加契約をもらえることも少なくなかった。
おかげで泣いて謝罪会見をする成人男性などをテレビで見ると
ほぉう、彼はああ見えて少女なのか‥。随分とおっさんくさい幼女やのう‥。
と思ってたりしてしまう。
向かないからやらないなんて、勿体ないと思う。
20代でできないことうまくいかないことに、恥かいて、泥臭く粘ったり。
カッコ悪いことやらかしたり、バカやってよかったし、スマートに綺麗にできない自分の下手くそで情けない恥ずかしい部分があるからこえ素敵な仲間ができたり、信用を得たりできることを心から理解しています。
学生時代コミュ障すぎるを理由にガチでバイトをクビになったことすらある私です。
結局そんな、こんなんでも15年以上同じ会社に勤務できたのよ。
バカでドジで恥ずかしい自分から逃避したり、隠蔽したり、するんじゃなくバカでドジで恥ずかしい自分を武器にすると色々開けてきて面白くなると思うのさ。
今思えばもしかしたら、失敗からの成長を含め顧客体験(カスタマーサクセス)だったのでは?と思う。
そういえばスラダンのミッチーも騒ぎ起こし、バスケ部に迷惑かけまくっていながら、恥を偲んで謝罪し結果的に貢献してたよね?結果作品としての味わいが増したのはもはや伝説。
意外とさ。恥を捨てて挑むってできない人。特に若人少なくない?
安定安全ばかり追い求めたり、カッコつけてすかしてたんじゃつまんねー大人になるぜ!!
失敗、恥晒しからの活躍を見せつける!そいつが粋ってもんじゃないのかね。
You can not change others or past
You can change yourself and the future
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