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10年前も台湾戦。侍の重圧背負い、次は監督としてアジアNo.1へ

6回までノーヒット。

重苦しい雰囲気が漂う中、若虎の一振りでチームメイトに笑顔が戻った。

森下翔太はさすがだった。

その前に小園海斗が牽制で挟まれ、タッチアウト。

流れがチャイニーズ・タイペイに傾きそうになったが、好投手グーリン・ルイヤンの失投を仕留め、レフトスタンドに放り込んだ。

©西日本スポーツ

ベンチへ帰ってきた際、井端監督森下とハイタッチ。

井端監督にとっても初の侍采配。

ほっとしたような表情だった。

©️西日本スポーツ

現役時代は一言で言うと「職人」

あまり感情を表に出さず、際どい打球も平然と捕球し打者をアウトにしてた印象だった。

言い方に語弊はあるかもしれないが、「マシーン」のようにエラーもせず、コンパクトな打撃を見せていた。

2013年のWBC、チャイニーズ・タイペイ戦。昨日と同じ対戦相手だ。

9回2アウト1点ビハインドの場面で1塁ランナーの鳥谷敬が盗塁。続く井端がタイムリーを放ったシーンは、野球ファンなら何度も見たはず。

そこで、当時の一塁ランナー緒方耕一コーチに肩をほぐされ、ほっとする表情を見たとき、「マシーン」という印象が一気に消えた。

彼も人間。初のJAPANでのプレー。相当なプレッシャーを抱えていたことがそのシーンには集約されていた。

©️BASEBALL KING

監督としてのマネジメント術は”現代流”

スタメン発表はLINE。

食事時間を選手とわざと時間をずらし、会わないようにする。

自分が現役時代にあまりいい思いをしなかったことを、決して選手には経験させたくない。

選手ファーストの行動を心がけているみたいだ。

↓引用↓

今日は宿敵・韓国戦。

おそらく井端監督「『宿敵・韓国』と思わず、普段通りのプレーを」と今日もLINEで伝えているのだろう。

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