「こう言おう」と決めてた言葉より「その場の言葉」を大事にしたい
今日もココナラで、セッションでした。ご参加いただいた方、本日も素晴らしい時間をありがとうございました。やっぱりマンツーマンで、言いたいことを探っていくのは、ほんとうに大変ですが、やりがいがあります。「あ、これこれ!この感覚」というフレーズが見つかったとき、お客様が喜んでくださるのが、とても嬉しいのです。
今日は、そんなセッションを通して、気づいた「言いたいことを事前に決めておくべきか?」そんなことを考えてみたいと思います。
決めてた言葉がしっくりこないこと、ない?
何かを伝えようとするとき、あらかじめ「こう言おう」と決めておくのって普通ですよね。たとえば、「この商品をおすすめしたい」「こういう自分を伝えたい」とか。でもいざ話し始めると、「ん?これで合ってる?」「なんか違う気がする」って思うこと、ありませんか?今日のセッションでもそうでした事前にしっかり構成を決めていたんです。
でもね、それ、決めすぎてるからかもしれないです。
言葉って、決めておくと安心なんだけど、同時にそれが“枠”になっちゃうこともあるんですよね。「これを伝えるんだ!」って思っていると、それ以外の大事なことが見えなくなったりする。予定してた言葉が、逆に自分を縛っちゃうことって意外と多かったりします。
予定外の言葉が生まれるのは、心が動いたとき
セッションで話していると、よく「予定してなかったけど、これを言いたい!」みたいな瞬間があるんです。今日のセッションもそう。それってどうして起きるのかというと、相手と話しているうちに自分の心が動くからなんですよね。
たとえば、こんなやりとり。
「このサービス、こういうところが便利だと思うんですよね」
「うんうん、それもいいけど、これを使う人ってどんな気持ちになりそう?」
「あ、それだ!便利さだけじゃなくて、こういう気持ちを届けたいんだ!」
話す中で、相手の反応や質問が引き金になって、自分の中で「これを伝えたい!」という本音がポンと出てくる。それが予定してなかった言葉なんです。決めてたものが悪いわけじゃないけど、それだけだと気づけなかったことが、対話の中で自然と見えてくる。
言葉が一人じゃなく「間」で生まれる理由
一人で考えてる時って、どうしても「自分の中のルール」で動いちゃうんですよね。「こうあるべき」とか「これを言ったら伝わるはず」とか。でも、誰かと話すと、相手の視点が入ってくる。すると、自分一人では思いつかなかったようなアイデアや言葉が生まれるんです。
たとえるなら、キャッチボールみたいなもの。
自分の中だけで考えると「ボールを持ってるだけ」の状態だけど、誰かに投げて、投げ返されると、「あ、こういう投げ方もあるのか」とか「この球の方が伝わるかも」って気づける。言葉もそれと同じで、対話の中でキャッチボールするからこそ、予定外の言葉が生まれるんです。
決めたことは「地図」、でも言葉は旅
じゃあ、「決めておくことって無駄なの?」って思うかもしれません。決めること自体は全然悪くないし、むしろ必要なんですよね。でも、それはあくまで「地図」みたいなものだと思ってます。
地図があると安心しますよね。「こっちに行けば目的地だな」とわかる。でも、旅をしていると、「この道、寄り道してみたい」とか、「あれ、地図に載ってないけどこっちも良さそう」と思うことがある。それが予定外の言葉が生まれる瞬間なんです。
予定を立てることは旅の始まりには必要。でも、実際に動き出してみると、それ以上に「その場の発見」や「寄り道」が大事になってくる。、
予定外の言葉は、きっと「本音」に近い
予定してた言葉って、頭で考えたものなんですよね。「こう言えば伝わるかな」とか「この言い方が正解っぽいな」とか。でも、予定外に出てくる言葉は、頭じゃなくて“心”から出てくることが多いんです。
セッションの中で、「これを言う予定じゃなかったんですけど…」と言いながら出てきた言葉ほど、「それ、それが言いたかったんです!」とハッとすることが多い。頭で作った言葉よりも、その場で心が動いて生まれた言葉の方が、本音に近いんですよね。
言葉の力を自由にする「ふわっとした余白」
だからこそ、セッションで大事なのは「余白を残しておくこと」だと思います。最初から全部を決めすぎない。むしろ、ふわっとした状態から始める方が、いろんな可能性が生まれる。
セッションをしていると、最初は「これを伝えたい」と固めてきた人が、話しているうちに「いや、実はこれが一番伝えたいことかも」と気づく瞬間があるんです。その余白が、予定外の言葉を引き出してくれるから。
言葉は生きているとか言ってみる
結局、言葉って生きてるんだと思います。一人でカチッと固めたものは、どこかで息苦しくなってしまうけど、誰かと対話しながら生まれる言葉には、自然な“呼吸”があります。それが「予定外の言葉」なんです。
もし「自分が伝えたいことがわからない」と悩んでいるなら、まずは決めすぎず、誰かと話してみることをおすすめします。予定を立てるのも大事。でも、それ以上に大事なのは、予定外を楽しむ心の余裕かもしれません。
そのときの言葉を信じて、任せてみる
予定外の言葉って、最初は不安かもしれません。「これでいいのかな?」と思うこともあるよね、きっと。でも、その言葉の方が本音だったり、心に届く力を持っていたりすることが多かったりね。
だから、あんまり完璧に準備しようとしなくて大丈夫。むしろ、余白を残しておくことで、言葉が自由に動き出す瞬間を楽しんでみてください。それは、自分でも予想できなかったアイデアや本音に出会う、ちょっとした冒険になるはずです。
そんなことを感じさせていただいた、素敵なフレーズに出逢えたココナラセッション。改めて、ありがとうございました。