記憶力の高い子には間違いを指摘しないことを教える
こんにちは。
牧 菜々子です。
わが家の上の子は、記憶がしっかりしている子。
小さい頃から、私が歌う子守歌の歌詞が違うと寝てくれませんでした。
本人も、正確な歌詞でないと気になってしまうのでしょう。
そんなわが子には、周りの人の間違いを指摘しないことを教えています。
記憶力の高い子にとって、周りの人がわざわざ正しいほうを告げられた時にどんな気持ちになるのかを考えることは、一生のスキルになるはずだと思うからです。
正確さと、人の気持ちは、別です。
正しいことにもいろいろあって、必ずしも聞き入れられるわけではありません。
先生や大人に対してもそうですし、友達同士でもそうです。
どの子に、どのスキルを小さい時から持たせるかは、人によって違ってきます。
この子の場合は、人の気持ちにはピンと来にくく、正確な知識のほうに関心があるため、最初は知識として人の気持ちを知らせていく感覚で、人の気持ちを徐々に考えられるようにしていけたらと思っています。
それすらしないまま大人になった場合、周りを混乱させ、本人も訳が分からなくなるのではと私は思うのです。
本人だって、意地悪で間違いを指摘しているわけではありませんから。
ただ、「いくら正しいことでも、人から言われると気分が悪くなることもある」ということを、他のきょうだいより少しだけ早く頭に入れておくほうがこの子の場合には良いのではないかということ。
そのほうが、将来温かく応援してもらえる確率も上がるのではないかと思います。