大変な時期にはその陰にある「望ましいこと」を忘れてしまいがち
こんにちは。
牧 菜々子です。
予想外のことが起こる世の中。
誰もが、その人にとっての「大変な時期」を過ごしています。
そんな時には、その陰にある「望ましいこと」を、案外忘れがちです。
ひっそりと「望ましいこと」がたたずんでいるのに、見過ごしてしまっているのです。
人は望ましい状態の時には注目しないもの
悪いことが起きたら、そこに意識が集中します。
でも、望ましい状態の時には、とくに注目しない。
そういうものです。
意識していなくても、「悪いことが起こっていない」という状態は、現にそこにあるのです。
センセーショナルな手違いや間違いが1度あったとしても、逆にそれまでは1度もなかったことのほうが奇跡に近いことだったりします。
個人レベルでも、たとえば今パソコンが壊れていないとか、口内炎ができていないというだけで、その分心穏やかに過ごせているわけです。
消費税が10%に上がる前、税率引き上げの時期は、予定の時期よりも延期されていました。
だから、延期されている間は、買い物が安く済んで「得をしていた」。
その「望ましい状態」を、強く意識できていた人は、そう多くはありません。
損すること、困ることには、イヤでも目が向きます。
現実をフラットに見たいのなら、悪いことの陰にひっそりとたたずんでいる「望ましいこと」のほうに、より多くのエネルギーを向けて把握すべきなのです。
悪いことが良いことに変わることもある
大変なこともありますが、その分「あの時と比べたら今の状態は十分ありがたい」と思える場面も増えます。
予測が良い方向に外れたり、正しさそのものが変わって「悪いこと」だったものが「良い」ものになったりもします。
激動の時代だからこそ、見過ごしてしまいがちな「望ましいこと」にも、目を向ける。
それだけで、不安が解消されることもあります。
そう心がけることが、近い将来、大きな差になって返ってくるはずです。