白の靴やバッグが流行した2つの理由
こんにちは。
牧 菜々子です。
これまでは、「汚れるから」という理由で敬遠されていた、白アイテム。
2018年から、白スニーカー、白バッグ、白アウターと、白アイテムが大流行しました。
理由は2つ考えられます。
1.フリマアプリの登場で自分でクリーニングをするようになったから
2.断捨離が浸透して処分することに抵抗がなくなったから
この2つの理由によって、「白は汚れるから買わない」という意識が薄れていったのではないでしょうか。
フリマアプリの台頭
メルカリを始めとするフリマアプリが登場して一番変化したのは、「売る前に自分できれいにする」という習慣ができたことです。
中古市場が大きくなるにつれて、修理・クリーニング市場も活況となったのです。
自分できれいにするためのグッズをそろえて、きれいにしてから売る。
そうすると、高く売れるからです。
修理やクリーニングの流れが、生活の中に定着した。
だから、「この白のバッグ、買おうかな?どうしようかな?」と迷った時に、「汚れてもメルカリ用に買った洗剤できれいにできるから大丈夫だな」と、購入のハードルが下がったことが考えられます。
断捨離の浸透
それに加えて、断捨離精神がすっかり浸透しました。
シンプルライフも、一部の特別な人だけのものではなくなっています。
どうなったかと言うと、愛着のある物でも、処分する機運が高まったのです。
上の世代から見ると考えられないほど、今は愛着がある物でもナチュラルに捨てるようになってきています。
「何が何でも物が大事」という時代ではなくなったのです。
白の靴やバッグが汚れて使えなくなっても、強い気持ちを抱くことはありません。
こういうスタンスなので、買う時にも、抵抗が少ないのです。
白アイテムを買って、便利に使う。
自然体です。
たしかに、「やっぱり、捨てられない。もったいない」という人が、まだまだ多いのも事実。
でも、ずっと持ち続けるデメリットを考えて、乗り越える、という経験を1度でもした人は、清々しさを感じるはずです。
手放す時のハードルが、断捨離の浸透で、低くなったのです。
※「断捨離」は、やましたひでこ氏の登録商標です。
外部要因が先に整う
フリマアプリの登場で、自分でクリーニングする習慣がついた。
断捨離の浸透で、手放しやすくなった。
外部要因が先に整ったおかげで、これまで大きな流行になることがなかった白アイテムが、こんなに街に広まったのです。
白の清潔感と特別感は、大きな魅力です。
そんな白の力を、上手に借りていきたいものです。