辛い時に支えてくれるのは過去の自分だけ。
広告制作会社に所属し、
未熟ながらもグラフィックデザイナーとして
毎日懸命に働いている。仕事の関係上、深夜になってしまったり
休日も返上して仕事をすることも少なくない。
さらに空いている時間を見つけては、
広告賞にチャレンジしたり、この本を作ったりするなど
自主制作活動をしているからあまり時間があるとは言えないかもしれない。
周りは気にかけてくれるけど、それ以上に毎日楽しくやっている。
確かに休日の予定をキャンセルしたり、
仕事が遅くて寝不足になったり挙げるとキリがないけど、
それでも東京で頑張れるのは過去の自分がいるからだ。
僕には夢がある。
それは、仕事で成功して自分の事務所を構えることだ。
そのために大学生の頃から今日まで寝る間も、休日も、遊びも惜しんで
デザインに没頭し、ブレずに一生懸命頑張ってきた。
何よりこの夢を叶えたい。だから東京にひとりでやって来た。
たとえどんなに辛いことがあったとしても目の前の仕事に集中する。
全ては、今日より明日を見て、夢を一日でも早く叶えるために。
そのためにはなんだってやる覚悟で、
これからもたくさん辛いことが待っているけれど
そんな辛い時に支えてくれるのは、
いつも頑張ってきた過去の自分だけだ。
表舞台のキラキラしたところを見ると楽しそうに思えるけど、
その裏側は決して誰かに見られる事のない挫折と孤独の連続だ。
オフレコにしないといけない内容も多いから、
誰にも相談できなかったりする。
嘘でもなく本当に
友達との予定も何度も断ったし、
楽しそうな飲み会も制作のために諦めた。
そうして自分を追い込むのは本当にキツくて、マジでヤバい。
僕は作業中に動画を見るんやけど、
自分があまりに人と会話していなさすぎて
人が動いて話しているのが見たいという狂気的な理由やったりする。
そんな時に応援してくれるのは過去の自分だけ。
今までも頑張ってきたから、これからも頑張れる。
それの連続で今の自分があると言い聞かせて、
今日も制作に取り掛かる。
辛いことはたくさんある。
それでも頑張らないといけない時がある。
僕は世間一般の青春を送れていないかもしれないが、
これが僕の青春だ。
この話をしだすと上手くまとまらないので、
この辺りで終了する。