2児の小学生を育てながらコンサルタントとして働いていたワーキングマザーが突然白血病を発症。9か月の入院生活をどう乗り越えたのか?明るく軽快なテンポで闘病生活を描いています。
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2020年11月の記事一覧
~ワーキングマザーが白血病治療中に考え・感じたこと~ 長期入院生活をサバイブするために必要なもの、 知っていますか?
「同室のOさん、占い師じゃないかって話よ。LINE通じて占いの仕事続けているのかもよ」
「占いの仕事を続けてる? 本当ですか? でも確かに、そう言われてみれば、あり得るかもしれないですね」
私は急性白血病の治療のため、約4か月間、AさんとOさんと3人で大部屋での入院生活を送っていた。Aさんは気さくな性格で、体調のこと、食事のこと、娘さんのことなど、毎日挨拶とともにおしゃべりをした。
一方で、
~ワーキングマザーが白血病治療中に考え・感じたこと~ すべきでないことリストを作らなくては
「くれぐれも、無理はしないでくださいね。 大事にしてください」
病気をした人は、こう周りからよく声をかけられる。
挨拶代わりのようなものである。
「お気遣いいただき、ありがとうございます」
こちらも、お決まりの返事をする。
だが、実際には、無意識に無理なことをしてしまうのが、病人や病み上がりの人達だ……
2019年のお正月明け。
白血病治療のため長期入院していた私に、一時退院許可が出た。
~ワーキングマザーが白血病治療中に考え・感じたこと~ 闘病中に、鳥が好きになったわけ
「夢は、オウムを飼うこと?」
思わず聞き返してしまった。
「そう、私の夢は、オウムを飼うことなんだよね。 でもね、オウムは求愛行動として、吐き戻しするから、なかなか難しく、残念ながら実現可能性は低いね。 オウムじゃない鳥を、飼うことになるのかなあ」
「私、就職活動を前提に、やりたい仕事とか取りたい資格とかについて、聞いたつもりだったのだけど……」
これは、親友と私の大学2年生頃の会話だ。