「推し」に「推し」を紹介したら、「AFAブルーグリーンアルジーティー・藻茶」が生まれた話 【後半】
こんにちは。
表参道でヘアサロンを営んでいる、美容師のごとうまきこです。
前半に引き続き、対談の後半をお送りします。
今年の6月にリリースされたNATURALCOSMOの商品「AFAブルーグリーンアルジーティー・藻茶(もちゃ)」。
NATURALCOSMO上林拓也さんと、白玄堂白尾尚美さんと、「藻茶」について対談しています。
「藻茶」はNATURALCOSMOとオーガニック宮崎茶の白玄堂をお引き合わせして生まれた商品。
後半では「藻茶」開発中に起きたコラボならではのお話や、素材に使われている宮崎のお茶農家さんのワイルドなお話もお届けします。
前半はこちら
飲みやすさだけじゃない、思いがけない改善も
ーお茶の選定や開発は、白尾さんにお任せだったんですか?
NATURALCOSMO 上林拓也(以下拓也)
そうですね。
ブルーグリーンアルジーの匂いが消せて、カフェインが少なめで。
確かその二点でしたね、白尾さん。
白玄堂 白尾尚美(以下白尾)
そうですね。
僕大阪のNATURALCOSMOに伺った時、初めてブルーグリーンアルジーそのものを単体で飲ませていただいて、すごいおいしいなと思って。
甘さも感じるし、この味を邪魔しちゃいけないな、どう引き立てようかなと考えました。
飲んだ後の風味のよさや、毎日続けられる飲みやすさ、そういうことが健康につながるんじゃないかって思うんですよね。
僕がお茶づくりですごく大事にしていることの一つに「飲みつかれない」というのがあるんですよ。
そんなウチの方針と今回の「藻茶」のコンセプトが合致してるな、っていうのは感じました。
それでご提案したのが「あさつゆ」という品種です。
ウチの親戚が営むオーガニックの農園で、お茶を8品種作っているんですね。
その中でカフェインが少ないもの、一番旨味と甘みが強くて苦味が少ない品種を選びました。
「あさつゆ」は全国で1%くらいしか生産されてない珍しい品種なんですけど、育てるのもすごく大変で、商品価値が高い品種とされています。
ー白玄堂で作られている「あさつゆ」の商品もありますよね?
それとの違いはあるんですか?
白尾
お茶は年によって、摘むタイミングによって、味が変わるんですけど、ウチの「あさつゆ」の中でもブルーグリーンアルジーとの相性のいい、味の濃すぎないものをさらに厳選させてもらいました。
ーなるほど。その「あさつゆ」を使って、その後どう開発されていったんですか?
拓也
ウチの開発を担当しているのが社長と薬剤師で妹のまみなんですが、その2人が配合をいろいろと変えて作った、膨大な量のサンプルを検討していきましたね。
僕も味見させてもらいながら、またちょっと配合比率変えてもらって、社内のお茶好きな女性メンバーに試してもらって…
それを繰り返しながら社内のみんなで最終的にこれだ!ていうものを決めていきましたね。
白尾
その最終版のサンプルをすぐに送っていただいて僕も飲みました。
いい意味でウチの存在が消せてるなって思いました笑
お茶のブレンドと一緒で、あまりにお茶の個性が立ちすぎるとあんまりよくないんですよね。
拓也
白尾さんのお茶は香りと味がしっかりとあるので、混ぜるお茶の量を減らせたんですよ。
逆にブルーグリーンアルジーの配合量は増やせたんです。
それと、リニューアル前はちょっと多めの水で薄めて400ccくらいにして飲んでたんですけど、新しい「藻茶」はだいたい200〜300ccくらいでちょうどいい味になるので、飲む水の量も減らせたんですよね。
いいことづくめです。
ーブルーグリーンアルジーにより適したお茶が見つかった、ということなんですね。
白尾
「藻茶」にぴったりなお茶がご提供できて、ほっとしたところもありました。
お茶の味を決める堆肥づくりに感激
ー発売前には、白玄堂がある宮崎にもみなさんで行かれたと伺いました。
拓也
はい、連れて行っていただきました。
お茶畑の前に見せていただいた肥料置き場がすごくて…もうため息しか出なかったですね。
オーガニックの肥料買ってきて使えば済むところを、あの肥料を作るところから自分達でやられているっていうところに感謝の気持ちがわきましたね。
ごとうまきこ(以下まきこ)
いつ思い出しても感動でちょっと泣きそうになるんですけど。
生産者の平治さんと光子さん、白尾さんの叔父さん叔母さんですよね。
お話聞かせてもらって、すばらしいって言葉じゃ本当に伝えきれないんですけど、とにかくあの手間ひまと工夫のすばらしさをたくさんの人に伝えたいなって思います。
ーご苦労を考えると、ありがたいですし、尊いですよね。
白尾
NATURALCOSMOさんみたいに、有機肥料をあんなに長く見られる方もそんなにいないですよ笑
ぱっと見ただの土なんで。
あの作っている堆肥の仕上がりによって、お茶が違ってくるんですね。
今年はその肥料の原材料を配送してくれる業者さんもなくなってしまって、なんと叔父が10トントラックを購入しまして…
一同
えっ!!笑
白尾
自分たちで原材料になる木や草、海藻などを採りに行って10トントラックで運んでますね。
その運び込んだ原材料を火事にならない程度、6メートルくらい積み上げて、発酵させると湯気が出るんです。
ーえっ!火事ですか!?
白尾
はい、熱を持つんですよ。
量を加減しないと本っ当に危ないんです笑
発酵して湯気が出た後、中に微生物やいろんな虫が生まれます。
そしたら今度はそこに猪が走ってきて掘り起こすんですよ、攪拌してくれるんですね。
それを見て、叔父がまたシャベルでひっくり返して…
見えない微生物を増やしながら、堆肥作りしてますね。
まきこ
ほんとにすごいですよね…
すごいとしか言いようがないんですよね…(しみじみ)
ー我々はそんな風に作られたお茶をいただいているんですね…
暮らしへの取り込みやすさを名前に込めて
ーリニューアルされた「藻茶」、反響はいかがですか?
拓也
おかげさまで、「おいしい」「飲みやすい」っていうストレートな感想をたくさんいただいてますね。
もともとは「デイリーパウダー」という商品名だったんですけど、こんなに飲みやすいなんて、もう「お茶」って呼べるよって話になりまして、「ブルーグリーンアルジーティー・藻茶」という名前をつけました。
毎日飲めるおいしさ、飲みやすさを伝えられるネーミングになったと思います。
売れ行きもすごくいいんですよ。
白尾
もう次のお茶のロットの納品をお願いしますと言われてうれしくもびっくりしてるんですよ!
リニューアルなので、絶対前の商品よりよいものを作らないといけないですし、緊張感もあり、みんなですごく真剣に取り組みましたね。
産みの苦しみもあった分、遠くまで飛べる、そんなことを強く感じた商品でした。
まきこ
まだ飲まれたことのない方、どんな仕上がりになっているのか、一度試してみていただきたいです。
ー今後の動き、コラボの予定などあれば教えていただけますか?
拓也
みんなでイベントやりたいですよね。
白尾
いいですね!
まきこ
ぜひ楽しい企画!やりたいですね〜。
白尾さんは新商品が出ましたよね?
白尾
はい、ゆずのお茶ができました。
ずっとご一緒したかった宮崎のゆず農家さんとコラボして作ったお茶で、天然のフレーバーも楽しめる商品になってます。
あと、先月オーストラリアでお茶をご紹介、販売する機会があったんですけど、煎茶にオーガニックの抹茶をブレンドしたお茶も作って持って行ったんです。
もしかしたらそれも定番商品になるかもしれないです。
拓也
NATURALCOSMOは今、クリスマスコフレを販売中です。
みなさんに喜んでいただける商品を考えました。
また来年は新商品の発売も予定しているので、ぜひそちらも期待していただけたらと思ってます。
ー楽しみなお話、ありがとうございます。
ぜひ御三方そろってのイベント、実現するのを楽しみにしています。
ぜひ一度おためしください!
私のサロンでもNATURALCOSMO・白玄堂の商品を取り扱いしております。