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もつれるもの、もつれないもの
■専門Ⅱ受講は来年へ持ち越し
介護支援専門員 専門研修課程Ⅰが終わり、すぐに専門Ⅱの募集が始まりました。しかし、意気揚々とクリックした開催案内のページには受講対象者の制限があり・・
介護支援専門員の有効期限が令和6年のわたしは、今回の受講には応募できませんでした(;´Д`)
できれば、社会福祉士通信課程のスクーリングが途切れる11月~4月の間に次のケアマネ研修を終わらせたかったのですが、こればかりは仕方ないです。
コロナウイルスまん延の影響で、すでに有効期限の切れたケアマネさん達が列をなして法定研修の開催を待っていたわけですから。
■今年のノーベル物理学賞はついに
それよりも。ケアマネ研修よりも。なによりも。
今年のノーベル物理学賞は、とうとう量子力学の分野にスポットが当たりました。すでに世界中が沸いた発表から10日過ぎたわけですが、ネット上でも量子もつれに関する記事がいっぱいで、社会福祉士の受験勉強もそこそこに、「ちゅーる」に飢えるネコみたいに読み漁っていました。
このたびの受賞は、
・量子もつれがあるのかないのか、
・ベルが「EPRパラドックス」から導かれ、打ち立てた量子同士の運動量の変数(ベルの不等式)を、どれだけ矛盾なく美しい実験で破ったか、
そして、
・これから未来の量子情報科学への前進と研究への功績
に対するものでした(長いですが、勝手な解釈含め)。
にしても。
50年以上も前に(アインシュタイン没後10年以上経ってから)、このような実験で結果を残したクラウザー先生と、実験の穴を埋めて精度を向上させたアスペ先生が、いわば跳び箱の段を積み上げ、
はるか高い青空の先へ、ツァイリンガー先生がポーンと飛び越えてしまった、という感じがします。
ツァイリンガー先生は、実際のテレポーテーションではないにせよ、いわゆる「量子テレポーテーション」を光子を使って実現させてしまったのですから。
なんて! 気の長い! ロマンに満ちた道のりなんだろう!
■感情はもつれないように
ふと我に返ると、日々の仕事に追われるわたしがいます(;´Д`)
今月は、ケアマネの仕事に対する姿勢をすこし後傾させるというか、いい意味で離れて取り組んでいます。
事務仕事については、相変わらず担当者会議の要点とか、記録入力とか、たっぷり処理残しがあるのですが、自宅に持ち帰る資料を眺めることもなく、結局、休日はヨガをしたり、ネットで量子学の動画を見たりしてダラダラ過ごしています。
あまり根を詰めてもダメかな、と思う、今日このごろ・・
いや、いつもの言い訳かな。
ひとつの光子がふたつに割られ、「もつれ」と呼ばれるそれぞれの量子の関係は、互いが宇宙の端にいても、もつれて、もつられて繋がりを保っています。
それは、ちょっとオカルトチックでスピリチュアルに考えられなくもないのですが、確かに今ここに証明された、古典物理学では到底ねじ伏せられない、不思議で固定観念を覆す未来です。
こんなふうに、頭もココロも柔らかく生きてみたいなと考えます。
* * *
10月10日は牡羊座の満月でした。
空を見上げて、宇宙の外側を思う日もあれば、この世界のもっとも小さな単位である素粒子のコトを思う日もあります。
素粒子は波であり、粒子でもあります。
波は見た瞬間に収束し、粒子に変わります。あたかもココロを持っているかのように、観察される気配を察知します。
秋の夜長の妄想には、うってつけの材料です。