
職場で自分の要望を伝えるときのヒント
こんにちは。
今日は評価や待遇など、自分の要望を
会社に伝えてみようというお話です。
入社前の面接で希望年収を伝えて以降、
退職するまで自分の要望を言わずに終わる、
なんてことになっていませんか?
「ここを改善したほうがいいと思います」
「○○さんが困っているようです」
こういう、全体を思いやっての意見みたいなのは
割と言う人は多いと思うのですが、
「給与を上げてください」
「評価を上げてください」
「昇進させてください」
「別の業務がしたいです」
というような、自分の要望、ややもすれば欲望も取れるようなことは
言いにくいという人が多いのではないかと思います。
その割に…ですが
同僚同士で飲みに行ったり、社外の友人と会ったりすると
「うちの会社、わかってくれなくてねぇ」
みたいな会話が出ると思うんです。
私も長らく、何も言えませんでした。
「会社の要求に応えて給与をもらうのが仕事」
みたいに思っていたからです。
「こちらが要求を言うなんて私の辞書にない」
という感じでした。
この「言えない」という気持ちの裏には、
✅わがままだと思われたくない
✅自分が見えていない(自己評価高すぎ)と思われたくない
✅間違っていることを言っていたらどうしよう
✅そんなことを言うならキミはウチに要らないよ、ってなるかも
こんな思いがあるのではないかと思います。
あとは、自分では意識していないところだと
「みんなと同じでいたい」
という気持ちもあると思います。
つまり、要望を言えない人同士が集まると
自分も言えない方向に向かいますが、
言える人の集団に身を置くと
また別のものが見えてくるということにもなるんですけどね。
それでもまだ…
言えないですよね。
要望や意見をハッキリ言うなんて
自分よりもずっとずっと仕事ができてメンタルが強い人がすること
みたいに思ってしまいますよね。
そんなときは、
「言うか、言わないか」の2択ではなくて
「どのようにうまく伝えるか?」を考えてみるといいと思います。
つまり「言う」ことのイメージを
自分の中で「文句・不満・批判・ご意見」から変えてしまえば
伝えやすくなります。
思い返してみてくださいよ、
そういう不満や要望を感じるのって
ズルして楽したいからじゃないですよね?
頑張ってきたことを認めてほしい、
もしくはこれからも頑張りたいからですよね?
自分のためだけに頑張ってましたか?
会社のことも考えていましたよね?
「会社のことを想って頑張ってきた人が
これからも頑張りたいから持っている気持ち」
ということなんですよね。
ここで気をつけたいのは、
人は意識を未来に向けたほうが動きやすくなる
ということです。
本のタイトルでも
「なぜ〇〇してこなかったのか」より
「今からでも間に合う〇〇」のほうが売れますよね。
自分の発言を受けて上司に動いてもらいたいのであれば、その戦法でいくといいです。
いっぽうで、
我慢が積もれば積もるほど、いかに自分が我慢してきたかを示したくなる
という気持ちもあります。
わがままだと思われないようにするために
我慢の総量を示したいというか。
以上を合わせて考えると
「積もる思いをぶちまけるのは控えて、
意識を未来に向けて要望を伝える」
っていうのが大切だと思います。
これは家の中でも役に立つはず👫🏻ですので
頭の中にメモしといてください📝
私はこれを思い切って決行して
聞いてもらうことができました。
文句を言いたかったわけではないのですが
「めんどくさいことを言うならコイツは要らない」
って思われないかどうかを
本気で気にしてましたね。
お役御免にならないか、
上の人たちの中で「イエローカード1枚目のヤツ」
みたいにならないかなと。
結果的に昇給や希望の業務を手に入れましたが
一貫して伝え続けたのは
「これからも会社のためになるように頑張りたい、
社長をはじめ皆のことが好きだから
適当なことを言って誤魔化して辞めたりしたくない。
自分のやりたいことで力を発揮したい。」
という主旨のことでした。
今やっている業務がしっくりこなくなっていたタイミングだったので
これでうまくいかなければそれはその時だ(仕方がない)、という覚悟で言いました。
結果的に話は聞いてもらえ、
可能な範囲のことは反映してもらいましたし
無理なことはなぜ無理なのかと、どうなれば可能性が開けるかを
教えてもらいました。
否定される可能性にひるまず
体当たりしてみてよかったです。
その時は今より少し若かったですが、
うまく会社員ができるようになったかなという
成長を感じました。
ひとつの手がかりとして
「アサーティブコミュニケーション」
というものがあります。
自分の気持ちや意見を誠実・率直に主張しつつも
相手の気持ちも尊重するコミュニケーション方法です。
辞めて転職しようと思っても
結局そこでも自分の叶えたい条件を勝ち取る必要が出てきますしね。
だったら今、伝えてみませんか。
アサーティブでいきましょう。
