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自分大好きって強いなと思う。
クリスマスのときに娘がきて、学校の話をしていた。
3年になってから仲良くなった子もいて、学校は楽しそうにやっているみたい。少し前にも友達と鎌倉行ってきたって写真を送ってくれたりとか、中学の制服着て写真撮ったの見せてくれたりとか(高校が制服ないのでそれぞれの中学の制服とか貸し借りして撮ったみたい)、勉強以外の楽しんでいそうな様子はちょこちょこ見える。
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娘は英語が苦手なのだけど、今年は英語の先生がいやでないからまぁまぁがんばっているよ、という話からだったと思うのだけど、
「最近、先生と仲良くなったよ」
「今、かわいいキャンペーン中でさ」
という話になった。
「先生にかわいいって言ってもらうの!」
「すれ違ったときとかに、『ゆうきかわいいでしょー?』って言ってて」
「で、答えてくれる前に『でしょー?ありがとう!』って言ってたらさ、最初苦笑いされてたんだけど」
「だんだんみんな、『かわいいでしょー?』って言ったら『そうだね』って言ってくれるようになったよ!」
キャンペーンの意味がわからないし、先生にかわいいって言わせたい気持ちもわからないけど、わけわからないけどいろいろすごいなって思う。
その自信と度胸はなんだ。
そんなこと言っても大丈夫って思ってるのだろうし、当然のように反応があると思ってそうだし。単にスルーしそうな相手にはしないとか、スルーされても気にしないとかかもしれないけど。
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で、そのあとも、古いスマホに入っていた写真を見ていて、中学生の頃の写真を見つけて
「ちょっと見てよこれ!やばくない?ぱんぱんなんだけど!」
「これに比べたら今かなりしゅっとしたよねー!今の方が全然かわいくない?」
「まぁ、でも、このときもかわいいんだけどさ。」
って言ってたりして、今だけでなくて昔に対してもほめるんだなって思ったり。
というかそもそも、来たときの第一声が
「ねぇ、これかわいいでしょ?似合ってない?」
だったのでした。
新しい服かな?シャツとニットのコンビの服を着ていて
「こういうクリーム色の似合うと思うんだよね!かわいいでしょー!!」
って。
(ちなみに、ここでの「かわいいでしょ」は服でなくて自分のことだ。)
そうだね、って返事したら
「もうちょっとちゃんとほめてくれない?ほんと似合ってるでしょ?かわいいでしょ!」
って。
そんな感じに自分をかわいいかわいいって言ってほめてほめてって言ってくるのはいつものことではあるのだけど。
家とか友達の前でだけでなく、先生にもか!っていうのとか、かなり強引だな?っていうのとか、私にはない発想でおもしろくなるし、相変わらず自己肯定感高いなって思う。
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どれだけ意図があってどれだけ天然でやってるのかとかもわからないけど、ほんとに自分がかわいいとわかってて、それがほかの人からも認められるものだと思ってるのだろうとは思う。
だからといってほかの子のこともかわいいかわいいいうし、自分が特別って感じもないし、自分のキャラ含めて自分が受け入れられることもそうでないこともあるのもわかっているように思う。
そういうの含めて、強いな、すごいな、って思う。
かわいいからってことでなく、キャラの濃さとかでもなく、自分は好かれるってわかっている、そういうところからの強さかなぁと思う。
好かれない場合もあるのが当然の中での、でも好かれるし自分は好きだし、みたいな。
なんでそんな風になったのがほんと全然わからないけど(わからないから?)、ただすごいなぁと思うのでした。
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これまでの娘シリーズ