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子どもは飲み込みが早い、では大人はどう?
週末に家族三人でスケートに行った。
4歳の娘は初。夫は久しぶり。私は30年ぶり2回目。気持ちがめちゃくちゃ後ろ向きで全然行きたくなかったが、チャレンジに対してウルさい夫に色々言い訳するのもめんどくさくて、行ったし、やってみた。
予想通り、滑れなかったよね(笑)
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自分の中で意外だったのは、もう二度と行きたくないほどではなかったこと。滑れなかったけれど、それは想定内。もう1.2回練習したらできるんじゃない?!と前向きな雰囲気で終わった。
元々、私は極度の運動音痴だ。
根性・努力でカバー。人の何倍も練習して人並みにできるようになるので、何度もしていないものはできない。球技、水系のものは幼い頃克服しているので比較的できるが、バランス感覚を要するものは苦手なまま。
スケートってまさにだよ(泣)
スケート靴を履いて、一周滑ってみて。
娘は楽しいようで、滑れなくても「早く!もう一回!」と休むことなく次に進む。
私はそそくさと端によけてYouTubeを手にした。このまま2週目を滑ってもできるようになりそうな気配がない。急ぎ初心者向け用スケート練習の動画を探し、2.3つ見る。
そして2週目。1週目よりはマシだ。
そのタイミングで、5分間レッスンの声がかかった。誰でも無料で参加できるらしい。インストラクターのお兄さんの話に耳を傾けやってみる。
ペンギンになろう
子どもってすごい。言われたすぐ後に、みんなペンギンになってるよ~。
ちょっとポイントを伝えただけなのに、すたすた歩いとるがな。
わたしは、そーっとそーっと。
とはいえ、お兄さんの教えがうまく、手すりを持たなくても一応進むまでには成長した。ほんのちょっぴり。因みに娘からは周回遅れですが。
*
誰よりもノロく、回れず、はぁはぁしながら、“子どもって飲み込み早いよなぁ”とボソりと呟きながら、ふと思った。
子どもは飲み込みが早いが大人になると遅い
そう思ってる自分がいることに。
でもそうなのか?!
確かに子どもの成長はすばらしい。
大人は?!周囲を見ると、私レベルにできない人は、スケート靴を履かずに長靴を履いて子どもを見守っている。そもそもチャレンジしないのだろうと。
できないのに、わざわざチャレンジしないのだ。これ一つ。加えて
私は運動音痴である
大人だから飲み込みが遅い
この認識が余計に成長を妨げている気がしたので、ちょっと休憩しながら過去を振り返った。スケート場にいるとは思えない考え事だし、その間、ずっと夫が娘と一緒に滑ってくれている。
スキューバダイビング
テニス
スノーボート
この3つは、大人になってからトライしたけど意外とできたなぁと。ダイビングは海系、テニスは球技だから苦手意識が少なかったというのもあるが、めっちゃ下手ながらも、スノボも後輩の教え方がうまくて、どうにか1日で滑っていた記憶がよみがえる。
確かに、子どもの時ほど体は柔らかくないし、頭でっかちではある。その分、要点を抑えたり、スポーツ全般に共通してそうな力まないとかは、色んなスポーツをやったからこそ分かってきたわけで。
色々経験してきたことはプラスに働く
そう思って最後の一周を滑ってみた。
すてーーーーーんーーーー。
派手に転んだ。痛い・・・・・。
「ねぇちゃん、初めてかぁ!?」
横からおじさんのヤジが飛んできたが、めげずにやった。
認識次第でどうにでもなる。
もう一回トライして、証明したい。
3人で初めて行ったとは思えないスケートの感想。