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「あるがままに生きる」から遠のく、無駄を増やし仕事をつくること

免許の更新と読書記録。

京都はオンライン優良運転者講習のモデル事業対象地なんですが、その話は別途するにして今回は免許更新での発見。珍しく余裕をもって到着した当日。受付時間が決まっていたため、それまで読書をしながら周囲を観察。

なんだかとても賑やかです。スタッフ(だいたい60代以上の男性)の数が多くて、あちこちで

「はいー、こちらに並んでください」
「次はこちらに!」

と指示。イベントの待合かなと思いましたよ。平日の中途半端な時間だったからすいていて、よりスタッフの方が目立ってたこともあるかもしれません。

オンラインでの対応もあるけれど、基本は紙で、全工程で人がサポートする形での流れ作業。

一言、無駄、多いな。

あえて無駄を増やしてるのかなと。結局無駄があるからこそ、仕事(雇用)が増えるわけだし。

話は変わって、待ち時間に読んでいたのが、足立幸子さん著「あるがままに生きる」。

絵は幸子さん作


「波動の法則」で有名な足立育朗さんの妹でありアーティスト。画家なのかな。建築家であり波動の研究家である育郎さんと共に、

波動とは。
宇宙は何でできているか。
人間とは、生きるとは。

を直観を元に実践されているお二人。育朗さんの著書も読んだけれど、妹幸子さんの方が実践的で内容も平易な文章で分かりやすいと口コミを見て読んでみた。

名前は怪しいが一読の価値あり


いやー、めっちゃ良かったです。


自分らしく、あるがままに生きるには
自分が本当にやりたいことを見つけるには
直観の楽しみ方
新しい時代の教育や食事について
素直に生きること

より自分らしく生きるためや、宇宙の在り方、理想の現実の作り方、いわゆる引き寄せっぽいことも盛りだくさん。

自己啓発系の本は随分読んできたけれど、この本1冊で十分な気がします(笑)。


私自身、自分らしく生きるための講座とかやってるけどね、この本一冊あったらもう十分だから、ぜひ皆読んでって思いますもん。


内容自体は良く聞く話ばかり。
ぶっちゃけ、自己啓発系のことってみんな似たことをこねくり回して言い方変えてるだけだったり、体験交えてるだけだからなぁ。

何がそんなに響いたかと言うと

平易で分かりやすい口調。売ろうっていう商業的意識を全く感じない。とにかく無駄がなくシンプル、という感想です。


「あるがままに生きる」の出版自体は2009年初版になってますが、本の内容は1992年に幸子さんが講演された内容を、読みやすく書き起こしているもの。30年前から今言われている内容とほぼ一緒で、今でも十分通用します。

というより、今はセールスやマーケティングに染まりきってるからかもしれないから、
雑念が無くていいんです。


どの項目も「そうそう」と近しい感覚で読ませてもらいつつ、免許更新で感じた無駄をイメージしながら残ったものは

これから皆の意識が変わり、欲がなくなり、奪い合うではなくて、分かち合うようになると争いがなくなる。よって、いらない業種が増える。

警察も裁判所も、弁護士もいらない。それに心が病気をつくっているのだから、悩みがなくなりストレスがなくなったら、医者も病院も保険会社もいらない。代わりに必要になる業種も出てくるだろうが、現在は、いらない業種がたくさんある。

地球上でなぜそれが出来たか、どういう需要があってできたか、まず原点に戻ってみることです。
今は、あらゆるものが演出ばかりになってしまっているのです。
アートもそうなのですが演出ばっかりになって、本質がどこかに行ってしまっているのですね。

あるがままに生きる「原点に戻って考える」より


幸子さんの講演から30年。いらない業種が、より一層増えている感はぬぐえないけれど、無理やり作っている雇用にもワケがありそうだなと、更新センターで物思いにふけながら眺める私。

シンプルにしたい。よりよくしたい。
それが本音かどうかも分からないし(たいてい権力者のためのものは敢えて複雑に)、大きな視点で見ると、より煩雑になるものが多い今。


でも、そんなこと言ってたらキリがないですもんね。

外の世界がどうこうは、もうどうでもいい。
自分の奥底の自分は、魂は何て言ってそう?を丁寧に拾いながら、実生活の中で実践あるのみです。








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