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徒然日記―私の本との付き合い方

2023/1/13(金):徒然日記⑥
 「読書っていう趣味は、唯一空いた時間でできる趣味。」
 私たち夫婦が沖縄で経営していたブックカフェの常連さんに教えてもらった言葉…確か林真理子さんのインタビューの言葉だったかな?

 確かに読書は、一冊だけ本を持っていれば、ふいにできた空き時間を趣味の時間に変えることができる。場所も拘束時間も選ばない、とってもお得な趣味。 
 私も、夫を待つ間に一冊の用意さえあれば何時間でもご機嫌で待っていられる。何なら「もう少し遅くなっても良かったのに…」なんてこっそり思うほど…きっと私の趣味が読書でなかったら、夫とのケンカはもう少し増えていたかもしれません。

 そんな読書が大好きな私、先日夫にブックオフに連れて行ってもらいました。夫が提示してくれた予算の中で、読みたかった本を厳選する…ブックオフなので本の状態も確認しながらのこの作業が幸せで幸せで♡
 夫は、つい「もったいない」「必要じゃないかも…」なんてお金を使うことに尻込みしてしまう私の性格をよく分かっていてくれて予算を提示してくれるのだ。
 しかもこの日は新春セールで20%オフの日!
 割引のお陰で一冊多めに購入できた♡

 年末の掃除まどで沢山買い取りがあったのだろう。いつもよりも遥かにキレイな状態のものが安い価格で販売されていて…気になっていた本たちをためらいなく選ぶことができる。
 以前から読みたいと思っていた10冊と、インスピレーションで決めてみた1冊。

 選んだ本を夫に見せるのが幸せ。「この本な、前から気になってて…めっちゃ状態もええねん」なんて興奮気味に伝えると、夫は穏やかに聞いてくれる。
 レジでのお会計も、車に積み込むのも幸せ。
 そして帰ってからの時間、読む以外のもう一つの幸せは「ブッカー作業」。
 我が家には業務用のブッカーフィルムがあり、本を購入したら図書館の本のようにカバーを貼ってから読むのが、私の読書ルーティーン。

 仕事から帰ってきた夫に、「買ってもらった本、今日全部ブッカーできた!」と報告すると、夫は「お疲れ様、ありがとう」の言葉をくれました。
沖縄時代、ブックカフェを経営していた時に定着したこの本のルーティーンに対する夫のこの労い。
 その言葉をもらうことへの違和感に、私は気づきました。
 ブックカフェ時代に仕事としてしていたこの作業は、いつのまにか私にとって「趣味の一つ」になっていたのだ…ということに。

 誰かの者だった一冊の本が、お会計を済ませて自分のものになり
我が家にやってくる…だけど、どこか外の空気を纏っていたその一冊は「ブッカーを貼る」という作業で私の手元を通過することで、ようやく自分の物になってくれたような、外の空気を脱いで我が家の空気を纏ったような感覚。
 ブッカーをしてようやく「私の」と言える安心感を持てるのです。
 
 一気に読んでしまいそうで、あえてゆっくり時間を決めて読書を楽しんでいるつもりだけど、もうすでに一冊を読み終えて二冊目も後半に差し掛かってしまった。ゆっくり大切に読んでいきたいと思っているのに、なかなか楽しみをゆっくり味わうのは難しいもの。

 読み終える度に感想を興奮気味に聞かされる夫に、少しの同情と沢山の感謝を感じながら、この「お得な趣味」を楽しんでいきたい。

 そして、いつか我が子ができたら、遠い将来に私の大切にしてきた本たちを開いてくれる日が来たら…めちゃくちゃ幸せだろうな。


 

今日はここまで!
専業主婦の独り言にお付き合い頂いて、ありがとうございます。
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読書好きサンたちが今年も素敵な一冊に出会えますように☆

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