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カメラのカビ対策してますか?

春の穏やかな陽気が過ぎ去り、夏のような日が続いていますね。カラッとした夏空にギラギラ照りつける太陽。街を歩けばムッとした熱気がアスファルトから込み上げてきます。「もう夏みたいだね〜」という会話を何度も耳にする日々。しかし本当の夏の前にやってくるものがありますよね。そうです梅雨なんです。

梅雨といえば1ヶ月もの間、雨季が続き身も心もなんだか沈みがち。どんよりとした景色に湿気が重くのしかかる。どこで遊ぼうかなとスマホで調べる機会がグンと増えますね。もうそこまで迫っている梅雨。カメラとレンズにとって運命を大きく分ける季節でもあります。なぜなら梅雨はカビの季節だからです。

カビは20-30℃の温度と湿度60%以上の環境を好みます。まさに梅雨の時期がぴったり当てはまります。カビは汚れやほこりなどを栄養として徐々に繁殖し目に見える頃には手遅れなんてことも珍しくない。カメラやレンズにカビが発生すると修理費用や買取価格に大きく影響します。だからこそ対策が重要なんです!

防湿庫

防湿庫は密閉された空間で湿度を管理しカメラとレンズをカビや埃から守ってくれます。各メーカーから様々な防湿庫が発売されており、容量や棚の数、除湿方法などチェックべきポイントが存在します。

選ぶ時のポイント

①容量から選ぶ
50L:カメラやレンズ10台以下
50−80L:12-21台ほど
100−120L:22−33台ほど
購入する際は余裕をもってワンサイズ大きなものを選ぶと良い。機材が増えたりした場合や取り出しやすさに影響がでます。
50Lの防湿庫に入る機材量
②棚の数で選ぶ
収納する際に棚の数は重要になります。カメラとレンズの大きさを考慮し棚と棚の間のスペースが十分なものなのか。そのスペースは調整できるのか。棚の耐荷重は何キロなのか。これらの要因により自身の機材が収納できるのか判断できます。
③除湿方法
・乾燥剤方式
湿気を乾燥剤に吸着させてから一定間隔で庫外へ排出する方法。耐用年数は半永久的ですが、除湿に30分程度時間がかかる場合もあります。
・ペルチェ方式
冷却版に湿気を結露させそれを放熱板から蒸気として庫外へ排出する方法。耐用年数は約10年。乾燥方式に比べて安価かつスピーディーに除湿が行われます。

以上を踏まえて自身の機材に見合った防湿庫を選んでください。第一に防湿庫の容量とサイズ、第二に棚の数や耐荷重、第三に乾燥方式という順で選ぶと大きな失敗はありません。加えて湿度計、庫内LED、内蔵コンセント、光触媒機構なども選ぶ要素として付け加えると満足度が高くなります。

僕が使っている防湿庫

機材少なめの方にはドライボックスがおすすめです

写真を形に残してくれる大切なカメラとレンズをカビから守る参考になれば幸いです。梅雨に負けず写真を楽しみましょう。


SUBARU(マカベ スバル)
鳥取県在住 / なにげない日常をテーマに写真を撮っている / 出張撮影 / 写真イベント企画  / 鳥取のPR活動も行なっている。
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