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FTZ/マウントアダプターで遊び尽くせ!

カメラを楽しむ上で知っておきたい存在。それがマウントアダプター、本来は同じメーカーのカメラとレンズの組み合わせでなければ使用できない。しかしマウントアダプターがあれば、その垣根を超えていろんなレンズを自身のカメラで楽しめるのだから魔法のような存在。

今回は数あるマウントアダプターのひとつ。NikonのFTZについてその魅力を語りたい。現在はFTZⅡが発売されており、FTZは旧製品の扱いになっている。

FTZ

NikonZシリーズになってから、レンズはより高精細となり迅速かつ確実なピント合わせ、徹底的に作り込まれた描写性能を有している。その一方でレンズラインナップが少ないことも指摘されている。ただし、一般的に必要とされているレンズは出揃っているため捉え方次第かもしれない。そんな悩みを解消するのがこのマウントアダプター。

Nikon伝統のFマウントをZマウントに変換し使用できる。

Ai NIKKOR 50mm F1.4S

フィルム時代からデジタル一眼レフ時代まで引き継がれてきた伝統的なマウント。その流れの中で多くのレンズが発表され様々な作品を生み出し、ユーザーたちの創造をかき立ててきた。そんな個性溢れるFマウントレンズをZシリーズで楽しめるのだからワクワクする。

Nikon Z6Ⅱ+FTZ+Ai NIKKOR 50mm F1.4S

実際に装着するとこのようなサイズ感。ややゴツくて不恰好な気もするが、バランスは良くホールド感もある。手に馴染むという表現がぴったりかもしれない。

現在のZレンズに比べると解像力や逆光耐性は劣る代わりに、柔らかなボケ感と優しい写りが特徴的だ。加えてFマウントレンズはZレンズに比べて安価な物も多く、現在は中古市場に豊富に存在しているため比較的綺麗なレンズを見つけることもできる。

個人的に愛用しているFマウントレンズは下記にまとめている。

使うレンズによって、写真がここまで変わるのだから改めてレンズは資産だなと身に沁みる。そんなFTZだがFTZⅡとの違いとしてアダプターに三脚座がある。これが良くも悪くも使う人を選ぶ、三脚を使わない場合はこの出っ張りが操作性に悪影響になる場合がある。三脚を使う場合は一度固定すると、レンズ交換ができないという致命的な欠点がある。これについてはFTZⅡで改善されているため、これから購入する場合は後者をお勧めする。

下部に大きく突き出した三脚座

Zを使うならばFマウントも忘れてはいけない!マウントアダプターを使ってZレンズにはない新たな表現を追い求めてはどうだろう?


SUBARU(マカベ スバル)
鳥取県在住 / なにげない日常をテーマに写真を撮っている / 出張撮影 / 写真イベント企画 / 鳥取のPR活動も行なっている。


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