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NIKKOR Z 24-120mm F4S 使ってみた

今年発売されたNikon待望のズームレンズ。
NIKKOR Z 24-120mm F4Sについてファーストインプレッションをお伝えします。
購入を迷いに迷ったレンズ、3月に購入を決意するも3ヶ月待ちと知らされ肩を落としました。
しかし納期が早まったとのことで4月頭には手元に届きました。

そんなNIKKOR Z 24-120mm F4Sを使ってみて感じたこと、新しい発見の連続でした。NikonのZを使うなら必ず1本持っていれば間違い無いと言うレンズに仕上がっています。

基本スペック

主な特徴
・24-120mmの焦点距離をカバーする標準ズームレンズ
・「NIKKOR Zレンズ」の中でも特に高性能な「S-Line」に属するレンズ
・開放絞り値:ズーム全域でF4
・13群16枚のレンズ構成(EDレンズ3枚、ED非球面レンズ1枚、非球面レンズ3枚)
・最短撮影距離(最大撮影倍率):ズーム全域で0.35m(0.39倍)
・すぐれた逆光耐性(アルネオコート/ナノクリスタルコート)
・絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
・フォーカシングによる全長変化のないIF(インターナルフォーカス)方式
・STMを用いた「マルチフォーカス方式」のAF機構
・フォーカスブリージングの抑制など動画撮影に配慮した設計
・すぐれた防塵・防滴性能、レンズ最前面にフッ素コート
・フィルター径:77mm
・サイズ:約84(最大径)×118(全長)mm
・重量:約630g
Nikon公式HPより引用

ザッとスペックを並べるとこんな感じ。特筆すべきは重量最短撮影距離。クラス最軽量の630g、最短撮影距離35cmとズーム全域にわたって寄れる。そのためマクロ撮影のようなぐっと寄った幅広い表現を実現しています。
静止画から動画、スナップ撮影から報道・スポーツの現場まで、幅広いシーンと被写体に対応可能。絞り開放から高い解像感を際立てます。さらにナノクリスタルコートとアルネオコートが、高い逆光耐性を実現。これらによりこのクラスとしては驚きの描写性能と信頼性を確立しています。まさにこれさえあれば大丈夫だと言うそんなレンズに思えます。

圧倒的な軽さ

このレンズを箱から取り出して真っ先に驚いたのはその重さ。ズームレンズはズッシリ思い印象を抱いてたものの、その印象は一瞬で変わりました。「軽い」思わず口に出た言葉。630gは軽いとは言えないがこのクラスのレンズとして考えると間違いなく軽く、これよりも思い単焦点レンズだってある。このレンズがZのカメラと組み合わさるとグリップのホールド力も相まってより軽く感じる。身体に馴染むとはこのことだと実感しました。1日中持ち歩いても負担が少なくレンズ交換の機会が減るため一度に持ち出すレンズの量も減りました。相対的にシステムの軽量化も実現できるため体への負担はより少なくなりました。

ズーム全域にわたって優れた解像感

ズームレンズは望遠側になると解像力が落ちると言われています。しかしこのレンズは広角側から望遠側まで解像力が保たれており開放からその描写を思う存分発揮してくれます。また中心から周辺にかけてその解像力は落ちることなく、写真の四隅に至るまで写ったものを素直に表現してくれる。さらにマルチフォーカス方式採用により素早くて静かなAFと近距離撮影時の高画質も保証されています。

優れた逆光性能

このレンズにはナノクリスタルコートアルネオコートの2種類のコーティングが施されています。これにより強い光源に対しても光の反射やフレア、ゴーストの発生を徹底的に防ぎ被写体を鮮明に写し出します。NikonのS-Line単焦点レンズでも取り入れられているコーティング。これがズームレンズでも同様なレベルになるとは正直驚きました。どんなに意地悪な環境でも負けることなくその描写を保ってくれる信頼できるレンズです。

あとがき

今回はNIKKOR Z 24−120mm F4Sのファーストインプレッションをまとめました。便利ズームにも関わらず軽量、ズーム全域で優れた描写、優れた逆光性能を備えている。これにより撮影表現がぐっと広がると実感しました。間違いなく買ってよかったレンズであり、NikonZユーザーにとって必ず持っておきたいレンズになりうると感じた。今悩んでいる人にはぜひオススメしたいレンズのひとつ。


 SUBARU(マカベ スバル)
鳥取県在住 / なにげない日常をテーマに写真を撮っている / 出張撮影 / 写真イベント企画  / 鳥取のPR活動も行なっている。
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