風景だけじゃない!ようこそ24mmの世界へ/#064
広角レンズと聞いてどんなイメージをお持ちですか?
広く撮れる、風景、星などが思い浮かぶと思います。
今回は24mm単焦点レンズについてお伝えします!
広角レンズの世界を覗いてみませんか?
パース効果で引き立てる
パースとはパースペクティブの略で遠近感をあらわします。広角レンズ特有の効果です。近くの物はより大きく写り、遠くの物はより小さく写ります。そのため遠近感を協調した写真を撮影できます。ローアングルから被写体を捉えると脚長効果など強調した表現ができます。スタイリッシュや迫力がある表現をしたい場合にオススメです。
意外とボケる
広角レンズはボケにくい印象がありますよね。僕自身もそのようなイメージがあり敬遠していました。しかし広角単焦点を使うことで広角でもボケのある表現を楽しめます。広く写しながらも背景をボカす場面の有無はユーザーにより異なります。しかしボカせるレンズであることは表現を広げる意味では強みになります。
24mmのレンズは程よい画角で普段使いにも向いていると思います。風景を撮る時は全体を見渡すような視点で撮れありながらも周辺の情報を入れ込めます。
広角単焦点の醍醐味として外せないのが星空です。単焦点レンズ最大の武器明るいF値だからこそ撮れる写真。シャッター速度、ISO感度を抑えて撮影できるため高画質な星空を楽しめます。
グッと寄って
広角レンズは最短撮影距離が短く15cm前後まで寄れます。グッと撮ることで前ボケ後ボケを作りやすく、情報を入れつつボケを活かした撮影ができます。グッと寄ることで前ボケが作りやすく、主役に向かって奥行きが生まれるため視線が引き込まれます。広角レンズを持っていたら一度はやりたい表現ですね。
スパッと引いて
最後は広角レンズが得意とする引きの写真。ファインダーを覗いた時に「こんなに広いんだ!」と感じますよね。感動した美しい風景、目に余る満点の星空を写真に残しませんか?もちろん日常やセルフ写真などでも大活躍です。あなたなりの広角レンズの使い方を見つけてみませんか?
あとがき
広角レンズの世界は想像以上に広いもの。自分では気づかなかった表現や出来事に心がときめく。常識にとらわれず色んなものを撮ったり、表現を突き詰めていきたいもの。少しでも広角レンズに興味を持っていただければ幸いです。