D850×SIGMA85mm F1.4 Art/#262
Nikonの一眼レフで完成形と言われたD850。4000万画素を超える機種でありながらも高感度耐性もある。動体撮影におけるAF性能はフラッグシップ機と肩を並べるほど。撮れないものは無いとはこのことだと感じるカメラ。
現在は縁があって友人からお借りして使用している。以前、D750を使っていた頃にD850なのかZ6なのかで大きく悩んだのを思い出す。現在Z6Ⅱを使っている身としては、やはり良いカメラだと改めて再認識した。
想像以上に正確かつ高速なAF。動体撮影でも食らいつく性能に正直驚いた。ミラーレスに比べると重たいボディーはアドバンテージなのかもしれない。しかし、それがカメラをしっかりホールドして持つという意識につながる。
久しぶりの光学ファインダーの美しさにも感動した。Zシリーズのファインダーは綺麗で光学ファインダーに引けを取らないと言える。しかし、改めて覗き比べるとやはり違うものだ。直接肉眼で確認できる安心感とラグが無いのはワンシャッターにかける場面では圧倒的信頼になる。さらに高画素機だからこそのダイナミックレンジや色情報の多さはレタッチの幅をより広げてくれる魅力があると感じた。
今回お借りしたSIGMA85mmF1.4Artと組み合わせることで、その高画質をより実感できた。実際に使って体感してみないと分からないことがあると改めて知った。
そして、使うカメラやレンズが違えど撮れる写真は変わらないというのも発見のひとつ。結局は自分自身が世界とどう向き合っているのかそこに尽きる。その世界を写すために必要な機材を見極めたいものだ。
詳細なレビューはまた別の機会に詳しくしようと思う。