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タイ料理 豚の丸焼き
たぶん、南部だけの風習だと思うんですが、
いや、
もしかしてプーケットという狭いエリアだけのことかもしれないけど、
豚の丸焼きは葬式には欠かせない料理、です。
豚の丸焼きと言っても、それほど大きなものではなくて、
子豚の丸焼きって言った方がいいくらいの大きさ。
70~80センチくらいかなぁ。
(東北部、北部ではお葬式には行ったことがないので不明
中部バンコクではみかけなかったけどね)
当時、そこそこ大きなお葬式だと、
必ず用意されていたお供えの料理が豚の丸焼き
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南部に2年住んでいた時、
4回お葬式に出たことがある。
そのうち2回はまーったく誰の葬式だったのかわからない。
勤務先の同僚が、「今日はお葬式行こう!」と言うので参加。
なんだか、仕事で関係ある人の身内が亡くなったらしい。
ほそーい繋がりの人ではあるのだが、
誘われたってことは、行った方がいいのね?ということで付いていった。
その他の2回のうち1回は、勤務先の仲良し同僚のおじいさま。
あとの1回は、看護師の仲良し同僚の実家に遊びに行ってた時なんだけど、
お父さんの勤務先の、本人ではなく身内が亡くなったとのことで、
誘われて付いていった。
日本だったら、同僚のおじいさまのお葬式だけだよね、
参加するのって。
でも、「日本人を連れてきた」というのは
ちょっとしたステータスらしくて、
ひたすら紹介される人に挨拶し、
その後の精進落としをみんなで食べるために出かけるって感じ。
近しい関係者じゃない場合、特にお香典はなくてもよろしいようす。
さて。
葬儀の写真は復旧不可能なデータになってしまったらしいので、
そのときの様子が紹介できなくて残念。
いずれの場合も、お寺の本堂で行われたので、
わりと大きいお葬式だったんだと思われ。
ご本尊、他、仏像が並ぶ前にはお坊さんが一列に。
その後ろに棺
その後ろにお供え物
んで。
2回目の葬式参加の時に、子豚の丸焼きがお供えされているのを発見。
3回目の参加の時には子豚の丸焼きが2匹。
???
なにこれ、すごい大きなお葬式だよね。
「すごいね。豚の丸焼き2匹もお供えしてあって、
彼女のおじいさんはすごくエライ人だったのね」って言ったら、
「あ、あれは女の子の数だよー」だって。
???
どーいうこと。
かと言うと。
ここでは、亡くなった人を親とする女の子の結婚相手、
つまり、義理の息子が豚の丸焼きをお供えするのが習慣、だとのこと。
1人1匹。
丸焼きが何頭分お供えされているかで、
結婚した女の子が何人いるのかわかるんだそうな。
なるほどねー。
で、豚の丸焼きは、式後に切り分けられて、
参加者みんなにふるまわれる。
葬儀後、食事までの時間が短いため、
調理担当者は調理場用のテントの中で必死。
お供えが2匹のときは、すごい人数で切り分けられていました。
そして、そこらへんから、犬が集合。
ちなみに、
服装について、あれこれ意見はあるかもしれませんが、
できれば黒っぽいものがいいらしい。
でも、ジーンズの参加者もよく見かけました。
お寺観光同様に、肌の露出がそこそこならば問題ないらしい。
ホント、データがなくって残念だった。
タイトルの画像は、
実は、ウガンダの子豚ちゃん。
友人宅の庭に遊びに来る子豚ちゃんの写真です。