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タイ南部料理 カオヤム

私が大好きなタイ料理。
カオヤム。

これって、南部のローカル料理でほかの地方ではなかなか食べられない料理なんです。
バンコクに住んでいた頃は
近所で南部料理が食べられる店は1軒だけ。
どーしてもカオヤムが食べたくなって行ってみたんだけど、
なーんかちがうなぁって味だった。

もちろん、カオヤムと一言で言っても
店によってディーテイルはちょっとずつ違うんだけど、
米がブルーに着色されているのが正式らしい。
この着色は紫色の花から絞り出すそうで、
でも、私は見たことがなくて、現地の友人が教えてくれた。
初めに載せた写真のカオヤムはタラン県に行く途中のお店で食べたやつ。
それなりの高級店で出てきた一品。
中華醤油とかナンプラー、魚粉なんかで出来たタレをかけて、
混ぜ混ぜした後、みんなで取り分けて食べます。

私が同僚とランチで行ってたお店のカオヤムはこんな感じ。

ここのは白飯で甘辛のタレをかけて食べる。
タレがすごーくおいしいんだけど、写っていなかった。

そしてクラビ県の市場に出ていた屋台のカオヤム

手前の大皿に乗ってるのを盛り付けて売る
青飯でも白飯でもなくて香辛料とナンプラーで味付けたご飯
隣にあるのはホーモックガイ

そして、ナコンシータマラート県の屋台

盛り付け前の写真しか残っていなかった。。。

このお店ではご飯は3種類から選べる。
伝統的な青ごはん、茶色っぽいターメリック飯、白飯(とはいっても紫米)

カオヤムは伝統料理らしくて、
プーケットでは食べられる店は限られてて、
どの店に行っても食べられるような料理ではなくなってた。
市場でもカオヤムの店はなかったしね。

もっと田舎の地方に行くと、今でも普通に食べられている様子。
市場や朝ごはん屋台でもふつーに売ってて、
逆に驚く。

カオヤムは伝統料理なので、
普通のタイ料理の本にはレシピが出てない。
タイで売ってるタイ料理の本にも出てこない。
でも、食品成分表の料理項目には出ている。
という料理。

いろいろなカオヤムを食べてみると、
共通食材として、
バイチャプルー(ハイゴショウの葉)の千切り、
レモングラス、生インゲン(薄い輪切り)は
必須らしい。
その他、ちょっと高級になるってくると、
ココナッツロースト、煎り米は必要みたいね。
あとは、干しエビの粉みたいなものもついてたかな?
青マンゴーの千切りもよく使われている様子。

日本でもカオヤムが食べられるお店は増えているらしい。
ただ、これって南部料理なので、
イサーンとかの東北料理の店や
チェンマイなんかの北部料理の店で出されている場合は、
本場の味とはちょっと違うかも?
って、思います。
パクチーとかは絶対に使わないから。。。
あの香りが付いちゃうとカオヤムらしくなくなるので。。。

確かにきれいな、バエ料理ではあるけれど、
なんでもかんでも飾ればいいってもんじゃないから、
南部がルーツの私としてはちょっとなーって感じ。
パクチー乗せ以外にも言いたいことがムラムラと。

「あのねー--、一回南部で食べてみなよ。」
「人参やレタスなんて飾るなよっ!!」
「千切りなんてバイマックルーとマムーアンだけなんだよっ!」
「彩り付けるときは食用花を使うんだよっ!」
と、いつも心で叫んでいます。笑

あ、そしてカオヤムの思い出、もう1つ。
ぜーんぶ食べ終わった皿にはカタツムリが一匹。
どこについてたんだろー。
食べなくてよかったー。
一緒に食事してた同僚も大笑いでしたー。
(写真撮ったんだけど、復旧できないファイルの中。涙)

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