春の自分の機嫌をとる、無料でできる肝の養生。【くー先生となみみの相談室#9】
こんばんは。なみみです。
前回の相談室で、「肝」の不調に気付いたなみみ、今日はくー先生に、自宅でもできる養生法を教えてもらえるのでウキウキしています。それでは相談室へどうぞ!
春の養生方法は?…えっ!?それだけ・・・
なみみ「先生、「肝」を労わる養生法を教えてください(メモを取る気まんまんで!)
くー「なみみさん、メモはいらないです。まず、巡らせる養生は・・」
なみみ「よ、養生は!養生は!!早くー!」(←肝が弱っているのでイライラしております)
くー「深呼吸 ストレッチ。これだけです」
なみみ「えっ!・・・えーーーーっ! じ、じゃあ、血を増やす養生は?」
くー「血を増やす養生法は・・・」
なみみ「はい!はい!(メモを手に身構える)」
くー「寝ること と食べることです」
なみみ「・・・・・えっ・・・(呆然) ほ、他には??」
くー「強いて言うならば、暇があれば目を閉じておくこと、と、血を増やす食べ物を意識してとるくらいでしょうか」
なみみ「そ、そうなんですか・・・なんか拍子抜けしました。それだけで、ほんとに養生になるんですか?」
くー「なみみさん、『養生』って難しく考える必要はないんです。『日々の養生』だから、日々簡単にできることをすればいいだけなんですよ。早速今ここで5回深呼吸してみてください。目も閉じてね・・・はい、どうぞ。」
くー先生に指導を受けながら深呼吸するなみみ。
こんな感じで脇腹をストレッチしながら(脇腹には肝の経絡、というものがあり、ここを伸ばすと気が巡りやすくなるとの事です。 深呼吸の方法は「コロナ禍の養生」参照)
「春」は「肝」をいたわる季節。
くー「どうですか、なみみさん」
なみみ「先生、ストレッチしながら深呼吸しただけで、何だか体がゆるみました」
くー「笑顔が戻りましたね。うん、顔もちょっと上を向いてきましたね。あとはしっかり眠る事、血を補う食べ物を意識して取っていきましょう。」
なみみ「はい、睡眠については、アツコさんが記事にしてくれているし、血を補う食べ物は、magさんがこれから記事にしてくれる予定です。」
参考記事:疲れたら早く寝る。当たり前養生。【養生きほんのき】
今日の相談室から伝えたかった事
今回この記事を急いで書いたのは、「春」は「肝」が弱りやすくなるから。
春は草花が上に上にと伸びるように、「気」もどんどん巡っていくのが自然の摂理に合った暮らし方。それが巡らないと、不調になる。
深呼吸
ストレッチ
たまに目を閉じる(目を開いているだけでも血を消耗するのだそうです) 良く眠る・・・(いつもより10分早く布団に入る)
どれもタダでできます(笑)
養生は簡単
「巡らなければ巡らせる」
「足りなかったら補う」
「余ってたら出す」
これだけです。
体の中に不均衡が起きないようにすることが「養生」です。
下の図のように気血水や陰陽が偏らずバランスよく保たれていると体は健康です。
中医学は「体のバランスをとる医学」
不均衡があるとき、体は必ずサインを出して教えてくれます。
体からのサインに、耳を傾けて、明日もゴキゲンに過ごしましょう。