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ロシア語に囲まれた、書店

 
 神保町は本の街だけあって、とても層が厚く、分野が細分化されています。
 
 先日行ってきたのは、『Nauka』さん。ロシアに特化した本屋さんです。

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 パッと看板を見ると、「книга」の方が店名に感じますが、これはロシア語で「本」。下の英語表記の方が書店名です。ナウカもロシア語なので、本来なら『Наука Япония』でしょうか。でも英語の方が分かりやすいですね。
 
 入ると、ロシア語に包まれます。「Д」とか「Щ」とか「Я」とか。日常では見慣れない文字に取り囲まれます。「Н」や「У」や「Р」にホッとしたくなりますが、「Н」は英語の「N」で、「У」は英語の「u」。そして「Р」は英語の「R」。
 鉄道作家宮脇俊三さんの『シベリア鉄道9400キロ』の中で、「レストラン」を「ペクトパー」と言うくだりがあります。ロシア語でレストランを綴ると「Ресторан」なのです。心からホッとできるのは「T」や「K」くらい。
 
 ロシア語の書物が並んでいますが、中には日本語の本もあります。ロシア語の入門書や参考書です。それ以外はキリル文字。またロシアの本は表紙に凝らないので、より、わけの分からなさに拍車がかかります。表紙が派手だと思うと、日本の書物の訳したもの。『NARUTO』や『ONE PIECE』もあります。あとは、小説がいくつか。
 
 カレンダーや、観光案内書だと写真で内容が分かります。料理やお菓子のカレンダーは、とてもきれいです。
 
 ロシア語が公用語になっている国の本、ロシアの友好国の本も並んでいます。ずらっと、ひとつのコーナーになっています。旧ソ連邦の共和国だった国の本などです。北朝鮮も、書棚にラックがかかっていました。
 
 ひょいと入り込むと、不思議な時間をすごせます。チェブラーシカやマトリョーシカも(小物やカレンダー)ありますので、極度に違和感に包まれるということはありません。ちょっと、おススメです^^
 
  
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