守りたいと言われて

ずいぶん前

いつもそばにいて俺がお前を守るよと

あなたが言ってくれたけど

私にはピンとこなかった

私は自立した大人の女なのに

何をどう守るつもりなのかと

その時は

守ってもらうことの意味が

よく分からずにいた

私は強いから

守ってもらう必要なんてないと

そう思っていた

月日が経ち

生きていくうちに

いろいろなことが

私の身に起きた

どんな時も

あなたは私のそばに

いてくれた

私は孤独ではなかった

一人じゃない

いつもあなたがついていてくれる

そう思えることが

どれほど

私の支えになってくれたか

ようやく分かった

私は全然、強くなんてなかった

　

そして

守られることの意味を

あなたの大きさを知った

肩の力が抜けた私は

前より素直に

あなたに甘えられる

守られる喜びを知り

前よりかわいい女に

あなたが私を

変えてくれた

いつも

安心して過ごさせてくれて

ありがとう