メンタルが壊れて休職している話 導入編
それは4月某日、唐突に訪れました。
「いや何これマジかよ…」
いつも通り朝5時に目が覚めて起き上がろうとした瞬間、身体が言うことを聞かず、金縛りのような状態になっていました。
何かがおかしい、絶対おかしい。
そう思った瞬間、走馬灯のようにこれまでの体の不調が頭に浮かびました。
全てが繋がったのです。
食欲は衰退し、何時に寝ても朝5時に目が覚め、人前では気丈に振る舞えていたものの、1人になると動悸が止まらない。
言葉を選ばずに言うと、普通じゃない状態が続いていました。
正直な話をすると、気づいてはいました。気づいてはいたものの、フタをしてしまっていたのです。
(誰にだってこんなことある……よね?)
映画で言うところの生存フラグは何本も立っていたのに、気付いたら全部回避していて、結局はこの様です。笑えませんね。
さて、話を戻しましょう。
はっきり言って、ここまで来てしまうと働きようがありません。
かと言って無断欠勤だけは絶対にしたくなかったので、ひとまず休む旨の連絡を職場に取り、病院に行きました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
その日の午後、なんとか当日予約可能な病院をみつけて受診。
毎週金曜日に通っていたバーの近くだったこともあり、(ここかぁ)というなんとも言えない第一印象でした。分かりやすい場所にあったとでも言っておきましょうか。
受付を済ませてから15分。診察室に通されてから症状を説明しました。
不思議なことにパニックになることがなく、これまで起きていた症状、今の仕事やプライベートで抱えていたことの1部、スラスラと言葉に言い表すことが出来ていました。
私自身驚きを隠せませんでしたが、ここまで普通に喋れているなら大したことない、正直そう思っていました。
すると……
先生「とりあえず1ヶ月休んでください。診断書出します。」
・・・
のっさん「( °◊° )」
聞くところによると、仕事できる状態では無いらしく、1度離れて休憩を取った方がいいとのこと。
説明を聞いた上で出てきた言葉は冗談抜きで
「分かり……ました……」
だけでした。
診察後、諸々検査を受けた後コンシェルジュから説明を受けて帰宅。
翌日から、診断書を提出して休職生活が始まりましたが、最初の頃は休めている気が一切しませんでした。
体は確かに休めていました。
とはいえ、ベッドで固まっているだけという訳にもいかないので、
「睡眠と食生活に気をつけながら、とにかく仕事から離れて好きなこと、見たいもの、やりたいことを試すことをおすすめします。」
という言葉を思い出し、色々試してみました。
好きだったアイドルの過去のライブ
アニメのイッキ見
お笑い番組
ブレイクダンス
ヴェルファイアのオーディオでサイケ鑑賞 etc……
全然面白くなかったです。ここまで何しても面白くないと却って収穫が1つだけありました。
それは……
想像以上に深刻
ということ。
ようやく気づきました。
ここまで来ると焦らず地道に、復帰に向けて模索していくしかありません。
ジタバタせず、考えることをやめました。
そして一週間が経った頃、あることをきっかけに少しずつ前に動き出していくのです。
次へ続きます。
※私の体験と事実をベースに、主観100%で執筆しております。ご了承ください。