ウグイスと次女のさえずり【2023年3月17日(金)】
2023年3月17日 曇り
朝、なかなか目を覚さない姉妹。
「朝だよー。起きるよー。」なんて言いながら、身体をゆすっても埒が明かないので、窓を開けて、「あ、チューリップがもうじき咲きそうだね。見てごらん」と言うと、パッと目を覚ました。
ミッションコンプリート。
今朝は、窓を開けて、やや冷たい風を浴びると、身体がシャキッとして気持ちがよい。ウグイスの鳴き声もよく聞こえて、なんだかいい雰囲気じゃないか。ザ・朝。
「ウグイスが鳴いてるねぇ」なんて、気にして聞いていると、ホーホケキョと小さめの鳴き声が聞こえたすぐ後に、大きめのホーホケキョが聞こえてくることに気が付く私。
長女は「ほんとだ」と、あまり興味なさそうだが、ところで、なんで鳴いてんの?と、一人気になって、図鑑を開く。普段の生活の中で、なかなか図鑑を開く機会は訪れないので、こういう機会を大事にしたい。
図鑑を開けば、どれどれ?と覗き込んでくるのが子どもたち。
そもそも鳥の鳴き声には、<さえずり>と、<地鳴き>があるらしい。ウグイスの場合、<さえずり>が「ホーホケキョ」で、<地鳴き>は「ジャッジャッ、チャチャ」。地鳴きは聞いたことがない気がする。
で、いま聞こえている「ホーホケキョ」は、おもに繁殖期のオスの鳴き声だそう。<めすへの求愛>と、<同種のほかのオスになわばりを知らせる>という二つの役割があるんだとか。さえずりの上手なオスがメスに気に入られ、子どもをつくり終えるとだんだんとさえずらなくなるそうな。
ふーん、勉強になりますわーと思っていると、姉妹のどちらかが、「ヤッホーホケキョ!」と言った。それいいね。
今日は、長女が先に出発したあと、次女とゆっくりめの出発。
次女と二人の時間で、ベランダのチューリップに水をあげていると、「おばあさん」と笑う、次女ばあさんが現れた。
家を出て、次女を自転車の後ろに乗せている頃、「あれ?ウグイスの鳴き声聞こえないね」と言うと、「子どもできたんじゃない?」と次女は言った。
ほぉー、よく話を聞いてるんだなぁって、とても感心しつつ、「もう!?」と言って、笑った。
自転車で保育園に向かう道中、次女は、大きな声で、ヒゲダンのミックスナッツをさえずった。