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生きているということは、身体に秩序があるということ
2023年10月17日 晴れ
今朝、昨日長女に紹介した絵本『生きているのはなぜだろう。』を、子どもらと読んでみる。
まず、絵を見て、「これ絵なの!?」って、長女は驚いた。
確かに写実的で美しい絵だ。
話は、少年が、カッターで指を切るところから始まる。
割れた石ころは、もとにもどらないのに、どうして怪我をした指は、自然にもとにもどるんだろう?
少年は疑問を持つ。
細胞は100日で、ほとんど入れ替わってしまうと聞いたことがある。
だから、傷も治るんだろう、と少年は理解するが、やはり不思議。
細胞は入れ替わっても、ぼくはぼくのまま。
以前、私が、福岡伸一先生の『生物と無生物のあいだ』を読んだあと、子どもたちにも細胞レベルの話を共有したことがある。
だから、長女も少年の疑問は、スッと理解しているようだった。
その後少年は、保健の先生に「それを、秩序というのです」と教えてもらう。
すると、絵本の少年と全く同じように、「ちつじょ‥?」と、長女は言った。
物質が入れ替わっても、身体が秩序を保っているから、形も中身も、もとのままでいられる。
でも秩序を保たない石ころや、こぼれた水、破れた絵本は、もとにもどらない。
世の中全てのものは、だんだんと壊れて、形を失っていく。それが、宇宙全体の約束。
生きているということは、身体に秩序があるということ。
でも、無秩序に向かうのが、この宇宙の約束なら、ぼくという秩序は、その約束に逆らっているのだろうか?
秩序ってなんだろう?と、少年も長女も疑問に思ったところで、長くなったので、今朝の絵本タイムは終了。
あぁ、なんて楽しい絵本なんだろう。
この先が知りたい方は、ぜひ、この絵本を一緒に楽しみましょう!
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