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【小説】日向と宇宙(4)

夕食を済ませて2本目の発泡酒を飲みながら、私は、数人と挨拶や夕食の話等の日常会話をしていたけど、貴女の周りは相変わらず、無重力での癌治療や、重力発生放置で居住実験だとか、中卒の私にはまったく関係のないSF映画にしか思えない会話が飛び交うのを横目でみながら、なんとなく貴女に置いて行かれてるような気分になってきてたので、チャットはそのままにして溜まっているTVの録画でも見ようとリモコンを操作し始めた、まだ20時を回ったとこなので映画でも良いと思い先週放送されていた洋画を選んだ。
40分程たっただろうか、”ピロン♪” 貴女からのメッセージを開くと???
貴女:”宇宙に行きたいと思わない?”
私:”ん?何のゲーム?”
貴女:”リアで一緒に”
私:”宇宙旅行?無理でしょ(^^;)”
私が仲間に入ってこなかったせいか、チャットでの話題を個人メッセージに持ってくるのは珍しいので話と聞いてみることにしたら、スペースコロニー建設計画の為の宇宙開発技術者兼宇宙飛行士に志願してほしい、学歴不問、年齢制限なし、中卒OKだからと。これだけでも、在り得ない話なのにさらに驚いたのは。
貴女:”私のパートナーとして志願すれば選ばれる確率がたかいわ!
だって、私は、ほぼ決まっているから!”
と、いう言葉に舞い上がって何も考えられなくなって思わず。
私:”うん!わかったよ”
っと、返事を返してしまっていた。

続く

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