感情の波に溺れる読書週間②
なにもかもがうまくいかない。
そんな時こそ誰かのための行動を起こし
未来の自分のために「運」を貯めましょう。
物語の序盤から中盤くらいまで
主人公はなんて卑屈で自分勝手で嫌な奴なんだと
ややうんざりしながら読んでいました。
でも、人間ってそんなもん。
余裕がないとどんどん視野が狭くなる。
他人に気を遣えなくなる。
自分にとっての短期的なメリットで物事を判断してしまう。
「嫌なことがあった時
まずは自分の行動を変えてみよう」
よく言われるし、それが理想的なのは理解できるが
そんな余裕はない。
でも多分、日頃から
「自分の行動に対して見返りが少ない=運が貯まった!」と
思える思考トレーニングができていれば
他人を傷つけても自己防衛に走るような余裕の失い方は
しないんだろうなと、この本を読んで感じました。
ストレスがたまる前から
ポジティブに運の種を蒔いておく。
誰かにとってちょっとだけいいこと
誰かの良いところを見つけて褒めること
自分の意見だけでなく、相手の行動の真意に考えを馳せること
なかなか難しいです。
でも日々トレーニングすることによって
少しずつポジティブに
少しずつ心が楽に
少しずつ物事が良い方向に進むことを信じて。
物語調ですが、
自分の心が荒れてきたタイミングで
繰り返し読みたくなる一冊でした。