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PMS的、時間のこと。

私とPMSという、ごく個人的なことを書いてみようと思います。

PMSとは?という事については、どうぞお一人お一人でお調べ下さいませ。

その単語を知って、これだ!これが私のアレだ!と。そうハッキリと分かったのは、ほんの数年前のことで。

ただ、始まりはもっと前のこと。
私の身に「それが起こった」日のことは、今でも覚えています。

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社会人になって数年という頃。
両親が海外旅行先で、私や姉達へネックレスを買ってきてくれた日のことです。

それぞれのデザインをはっきりとは覚えていないけれど、とにかく私は小さな馬蹄のモチーフがついたネックレスが欲しかったのです。
だけれど、それを先に選んだのは姉でした。

私もそれがいいのに!って、その年齢ならば、およそ言わない様な駄々をこねて、子供の様にすねているうちに、
信じられないくらい悲しくなってきて
部屋をバタン!と閉めたあと、声を上げて泣いてしまったんです。

それが、私のPMSの始まりでした。

社会人にもなって、親のお土産をめぐって大泣きするという。カムバック3歳児。

それまでは、自分の気持ちというのは、それなりにコントロールできるものと、どこか思っていたのに。(大人だし。なんたって。)
それなのに、コントローラーどこいった!?と。
大人になって初めて、自らの情緒のコントロールができなくなるという体験をしたことは恐怖でした。


それからは、例の大泣きの様な、強烈な波ではないものの、ひと月の中で精神的に浮いたり沈んだり、安定しないな…という状況でしたが

私の中でそれを定義する単語を持っていなかったので。
いつしか、浮き沈みするのが人生よ…という様な捉え方をするようになっていました。
(すり替えですね。)


ですので、長かったですが
「アナタ、それはPMSと言うのヨ。」と
はっきりと知った時には、不思議と救われた様な気持ちになりました。
それかー!!と。
どうりで毎月…と。


悲しいのは、原因を知ったとて
定期的にコントローラーは、どっかいくわけなんです。そして見事なくらい毎度、制御もできないのです。

もうアレです。
すごいだろ?
分かってるのに止められないんだぜ…!?
などとふざけつつ、付き合っていくしかありません。


けれど、その名称と理由を知ったことで
同性の同僚や、姉達とPMSの話ができるようになりましたし、大変な日は遠慮せず伝えあおうって気軽に言えるようになったのは、良かったと思っています。


自分の異変が恐ろしくて、
本屋さんの鬱のコーナーをひとり、うろうろしたあの日の私に「それ、PMSだよ」って教えてあげたいものです。


体験したことのない方に、「大人なんだから」
「浮き沈みなんて」と言われようものなら、
怒る予定でおりますので、
どうぞお気をつけて♡

…体験してみろや…と。

(今ですか? ハイPMS期間ですが、何か?)


以上、
私とPMSという、ごく個人的なことを書いてみようと思います。の回でした。

PMSが辛いというあなたへ伝えたいのは
その大変さを、無理のない範囲でシェアしてみた時、共感できて救われる同性が結構いるんじゃないかな?ということです。
あの時の私のように。

分かる!と共感した瞬間に救われる気持ちもあるし、理解してくれる人と話すだけでも、
ちょっとは気が楽になりますよ。

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