曖昧とボーダレスの罪。
2週間連続で発生したため、流石に久しぶりにおかんむりになりかけた…。
今日は部署間での定例を任せているリーダー候補君の課題を書いていく。
決めないひと
リーダーの役割の一つに、「決める」ということがある。
そしてその決めたことを完遂するためにあらゆる手を使って達成すること。
(今できてなくても自らできる方向にもっていくという意味)
だからこそ、その内容に責任をもって周りを巻き込んで進めるのだ。
だが、メンバからリーダーをお願いするときに一番の壁になることこそ、
まさしくこれなのである。
決められない
決めたくない
恐怖心。
要は責任取りたくないし、怖いって思う。
まあ当然だ。
今までは、守ってもらっていた立場から変わるのだし、
そんなこと急にしろって言われても何すればいいのかもわからない。。
ただ、これができなければ、残念ながら
その人は
リーダー、ではない。
誰も守れない選択
自部署内であれば、そこまで大きな意思決定もないしこうしていいですか?と普段から元気よく言えるのであるが、
こと他部署が絡むとその元気が一気に消沈する。
これは苦手だったりやりたくない場面における反応で、
口を開くと曖昧にできたことにして終わらせようとしがち。
内弁慶は結構なことだが
実は部署間折衝という壁を乗り越えて初めて一人前だと感じる。
折衝のハードルの高い低いはさておき、だ。
部内だと居丈高に、お客様にも精いっぱい交渉とかできてるのに
自社の別部署の偉い人に頭を下げて言うこと聞きがちなの
ってサラリーマンの仕様なのかしらん?
お客様には無言で会釈、社長が通ったら大声であいさつ、なんてコント。
真に誠意を向けるのは顧客だろうし、社内は別に仲間なんじゃないの?
こういうトラウマ的反応は体育会系の刷り込み現象とか、
会社入ってからのパワハラ風味のおじさんとかに仕込まれるもののようだが
正直本当に邪魔でしかない、腹立たしい限りだ。
社会人3年目までの会社での過ごし方が、その人の社会人人生を決めるらしいが、新卒を最初に受け入れる部署の責務として私はそんなトラウマは絶対に植え付けたくない。どこでも生きていける人間力を授けて旅立たせたい。
まあ、家庭や部活で既に植えついてる人もおるけども。
閑話休題。
こういう前提を持っていると、たとえ相手が全くそうでなくても
偉いぽい人の前とかで異常行動(胡麻をする、媚びる・迎合する、言うことに全部従う)を取ってしまうし、直すのがとても大変になる。
そういった特性を持っている場合に、出てくるのは大概緊急時になるため
こういう人がリーダーだと、本人のみならずメンバごと危険に晒すことになり、チームを殺してしまうからだ。(相手に言われたことを全部鵜呑みにしたり、できもしない安請け合いをしてしまう=セキュリティホール)
だからこそ、全員を殺す選択となる前に直さねばならぬ。もはやメロス。
私の許容できない行動ポイントの一つとなっている。
なお、こういう恫喝まがいのことをしてくる相手ほど、
自分に従う人間を探す嗅覚が高いものだから、余計に腹立たしい。
伝えるとは
「あれで伝わったと思う?」
「ここのところは、あとで詳しく出すのであくまで前出しのつもりで~~」
「・・・うん、じゃ本決まりはいつ言うの?」
「フォローありがとうございました。。」
明言しなかったことを言及しても、言い訳が出る。
客観的に聞いているとわかりやすいが、
「言いたいことだけ捲し立てても、相手は全く聞いていない」
のだ。
正直お願い事項とか言いながら「〇〇は~~~なので、〇〇が~~」とだらだら言われても、耳に入ってこないし自分充てなのかもわからない。
たとえ聞いていたとしても聞きながら
「ふーん、なんでそんなことしないといけないんだろう?」
とか思われている。
それはつまり、
何も伝わってませんよ。
#実際に、無反応で質問もなければ回答もなかった
(回答しなきゃいけないと認知できてない為)
相手は、自分ではない
当然ではあるが。
身内ではその辺が甘くても通じることもあるために
その辺の前提を忘れて一方的に言いがちである。
だからシンプルに、交渉をしたいのであれば、
してほしいことの前に、
なんでそれをお願いすることになったのか(背景)
その結果どうしてもらわないとどうなるのか(問題)
という
相手がそうかじゃあやりましょうという理由を渡す必要があるのだ。
勿論こちらの事情も素直に話すこと。
嫌われたくないから変に隠している方が、ギクシャクして怪しい人だ。
逆にそれだけでいい。
私はこれを伝えただけで、
2週連続で相手から快諾をいただいているのだから。
まとめ
焦ったりどうしようってお願いするときほど、
まず、
どうにかする、と決めよう。
そのうえで、
自分ではなく相手がどうしたら受け入れられるか?を考えて
相手に承諾の理由を渡そう。
トラウマなんざ思い出さずに、シンプルにいこうぜ。