02 やっかいな病気かもしれない
息子が産まれてからちょうど1ヶ月の日に1ヶ月健診。
そこで病気の可能性を指摘されてから入院まで。この期間が4日だけだったんだけど、自分の体感としては、もう訳分からないくらい、想定していなかった、色々なことがあって、すごい長く感じた4日間だった。
金曜日|1ヶ月健診
朝から娘と一緒に記念写真を撮ったりして、ようやく1ヶ月というひと区切りの気持ち。あと、明日から自宅に帰って、ようやく旦那と家族一緒に過ごせると、それが嬉しかった(コロナ禍ということもあり、来られない距離じゃないけど、旦那が実家に来るのは出産から1ヶ月我慢してた)。
昼ころ雨の中タクシーで実家から産院へ。
まずは息子の計測。
おむつ1枚にして、身長、体重を計測。ミルクの量や回数などを聞かれて「順調に大きくなってますねー!」と言ってもらえて、一安心。
この時に、肌に当てる機械で黄疸を確認したんだけど、この時は看護師さんが何も言ってくれなかったのが少し気になってた。
その後、医師の診察。
体重の増え具合やミルクの飲みは問題なしとのこと。問診で「うんちの色どれくらいですか?」と母子手帳を見せられて聞かれた。たぶんこのくらい?と思ったまま「3~4くらいだと思います」と答えた。
そうしたら「念のため、血液検査しましょう」ということに。横にいた看護師さんが「え?(やる必要ある?)」って反応していたのをよく覚えていて、本当に「念のため」の血液検査だったのだと思う。
今思うと、この時に診てくれた先生には本当に感謝してる。1ヶ月健診のこのときに血液検査してなければ、きっと私はしばらく息子の異変に気づけなくて、病気の発覚がもっと遅れてた。
この時の先生の判断には感謝してもしたりない。よかった本当。
結果を待ちつつ、私が産科を受診し、再度小児科へ。
この時しばらく待合で待たされてて、なんかの病気だったらどうしようと思いながらも、きっと大丈夫と言い聞かせながら息子を抱っこしてた。
診察室に呼ばれたら、小児科の先生がふたりと看護師さんもふたりくらい。大人数でばたばたしてる感じ。ここでばたばたしたまま腹部エコー。
この時、どういう説明を受けたか正直あんまり覚えていないんだけど、
「血液検査の結果から、胆道閉鎖症という病気の可能性がある」
「急ぎ大きな病院で詳しい検査をする必要があるけど、里帰り先と自宅近くどちらの病院に紹介状を書くか?」
ということを先生から言われてた。
胆道閉鎖症という病気のことは、このときあんまり詳しく聞いていなくて(説明してもらってたかもしれないけど覚えていなくて)、先生が「結構やっかいな病気」と言っていたのを覚えている。
翌日に自宅に帰る予定で、家族と一緒に過ごしたいという気持ちが強かったので、旦那にも相談して、都内の自宅近くの病院に紹介状を書いてもらうようお願いした。「もし胆道閉鎖症だったらなるべく早く治療を始める必要がある」ということで、その場で週明け月曜日に受診の予約をとってもらった。
帰りのタクシーを待つ間、ようやく実感が出てきたのか、それまで大丈夫だったのに、不安で涙が止まらなかった。会計呼ばれてるのに気づかなかったり、カードの暗証番号が分からなくなるくらいは気が動転してた。
土曜日と日曜日|家族で過ごした2日間
翌土曜日、朝から旦那が迎えに来てくれて、家族4人で自宅に帰った。
病気のことは心配だったけど、これから家族で過ごせることが嬉しくて、息子のことも旦那と一緒にがんばろうと思えた。旦那が近くで一緒に悩んだり、悲しんだりしてくれることが、どれだけ心強かったことか。
土曜日から月曜日の朝までの3日間。
旦那と一緒に深夜の授乳やおむつ替えをして、「きっと大丈夫だよ」とお互いに言い聞かせて、不安な気持ちと戦ってた。
抱っこしないと泣いたり、夜もなかなか寝てくれない息子がただただ可愛かった。
家族4人で過ごせたのは、今のところこれっきりで、もうすぐ3ヶ月になるけど、息子はまだ入院したまま。
月曜日|受診してそのまま入院
月曜日は朝から、自宅近くの大学病院を受診。
このまま入院かもということは少し想定しながらも、そう思いたくない気持ちで息子とふたりで病院へ。
長くなってしまったので、この日のことは別の記事で書きます。