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走る馬の目の前にぶら下げられた人参
社内で冬ボーナス(賞与)の決定について、議論があった。
「目の前の報酬に対して、それを得ようとやる気を出して努力する(させる)こと」
今期、売上目標に対して、貯金を作り達成ペースできていることもあり、冬のボーナスは事業部の従業員に、還元をさせていただきたい!という気持ちが強くあった。
今期のペースで売上利益があれば、〇カ月は年2回賞与が支給されるというような、一つの基準値、指標やチームモチベーションに繋がればと考えていた。
少数精鋭での運営ということもあり、1人欠けてしまえば、その分損失もある。
ここが難しいポイント。
現場主義・主導になってしまえば、会社が従業員に首根っこを掴まれてしまい、組織としての機能がコントロールしずらくなってしまう。
大前提、その構図になることは避けるように現場管理・コントロールをしている。
そして、会社側の意見としては、ここ数年で従業員への賃上げもしていたり、年商達成ペースとはいえ人参を与えすぎていないかい?
人参を与えすぎてしまえば、従業員は人参を貰えることが当たり前のような感覚になり、報酬(人参)がもらえなかったときに、組織が崩れてしまはないかい?
なので、今期いくら達成ペースだからとはいえ、人参を与えるのではなく、決算ベースで目標年商を達成した暁には、それに応じた賞与を出した方がいいだろうという意見だった。
要するに、人参を少し遠くに置くようなイメージ
なのと、人参を与え続けなければ組織の機能が著しく低下することを懸念している。
もちろん、会社側もそれ相応に応じた人参がないといけないことは重々承知していただき、歩み寄ってくれている。
解決案
◼︎業績連動型にシフトし、この値に到達したら人参を与える
◼︎売上利益に応じて、インセンティブ制を導入する
◼︎人事評価制度と連動させる
整備しなければならない課題がまだまだ沢山ある。
馬の目の前に人参をぶら下げることがいいのか、悪いのかを判断しなければならない。