エジプト国民食、ボリューム満点のコシャリを作ってみた
ヨルダンでもコシャリは比較的身近な存在で、首都アンマンでは、コシャリは2.75JD(約500円)で食べることができる。
注文したらすぐに出してもらえるし、安く食べられるので、日本でいうところの「うどん」的ポジションかな、と勝手に思っている。
コシャリという料理は、一言でいうと炭水化物爆弾料理(笑)
お米に、なんとマカロニとスパゲッティが入っていて、その上にレンズ豆、ひよこ豆、トマトソースがかかっている。
シャッタという辛いソースや、ダッアというレモンのソースを好みに応じてかけ、混ぜて食べる。
マカロニ、豆類、ソース、フライドオニオンなど、それぞれの食感の違いが楽しくて、一度食べ始めたら止まらなくなってしまう。
前回、ムジャッダラという料理を作る際、茶色のレンズ豆を買ったところだった。
たくさん買ったので、今回も茶色のレンズ豆を使う料理を作りたいと考えていたところ、辿り着いたのがコシャリだった。
コシャリを作るために近所のスーパーに行くと、キョロキョロしている私の様子を見て、店員のお兄さんやらおじさんが声をかけてくれた。
「コシャリを作るから、ひよこ豆を買いたい」と言うと、乾燥ひよこ豆と、すでに茹でられた缶詰のひよこ豆のどちらも見せてくれた。
コシャリを作るのは初めてで、できるだけハードルを下げようと思ったので、今回は簡単な方、缶詰のひよこ豆を購入した。
その後も声をかけてくれたり、本当に親切なヨルダン人が多い。
家に帰ってきて、調理開始。
コシャリの作り方として、いろいろな種類の材料を食べられる状態にまで、炊いたり煮たりするのに手間がかかるが、時間のかかるものから準備をしていくと効率良く作っていくことができると思う。
ということで、まずは、お米、マカロニ、スパゲッティを一緒に炊飯器で炊く。
お米とパスタ類を別々に用意するレシピもあるけど、私はできるだけ楽をしたいので、一緒に炊くことにした。全然問題はなかったと思う。
一緒に炊く分、水は多めに、2合分ほど入れるのが良い。
塩を入れてから、炊飯器のスイッチを入れる。
次に、フライドオニオンを作っていくために、フライパンにオリーブオイルを入れて温め、玉ねぎを強火→弱火で揚げていく。
揚げ終わったら、キッチンペーパーの上にあげておく。
続いて、隣の空いているコンロで、ひよこ豆とレンズ豆の準備。
今回のひよこ豆は缶詰なので何も準備はいらないが、乾燥ひよこ豆を使う場合は、事前に6時間以上水につけておき、茹でる必要がある。
レンズ豆は簡単に洗った後、水と一緒に火にかけて、柔らかくなるまで茹でた。
フライドオニオンを作るのに使ったオリーブオイルを使って、今度はトマトソースを作っていく。
油が多すぎる場合は、キッチンペーパーで少し取り除く。
オリーブオイルに、みじん切りしたにんにくと、玉ねぎを入れて炒める。
少し経ったら、クミンとコリアンダーを入れて、さらに炒める。
トマト缶を入れた後、塩とブラックペッパーで味を整えて、ソース完成!
さーて、盛り付けに入る。
それぞれ食べたい分を、楽しく盛り付けていくよ!
まず、お米とパスタ。次に、トマトソース。そして、ひよこ豆、レンズ豆。
最後にフライドオニオンを上に乗せたら完成!
お店で食べたものと同じくらいのクオリティで作れて大満足。
ボリュームいっぱいだし、トマトソースが全ての食材を結びつけてくれて、すっごく美味しかった〜
私は辛いものが好きなので、スーパーで売っていたシャッタという辛いソースをつけたりして、混ぜながら食べた。
美味しくてお代わりしてしまった(笑)
今回は簡単に作りたかったので、ひよこ豆は缶詰のものを使ったけど、慣れてきたら乾燥ひよこ豆から作ってみたいと思った。
それにしても毎度アラブ料理はついついたくさん食べ過ぎてしまうから、最近の炭水化物の摂取量がかなり増えてきている気がする。
でも、こうやってお家時間がたくさんある間に、いろんなアラブ料理にこれからも挑戦していきたいなぁ。
パウダースパイスしか持っていなかったけど、最近になって初めてホールスパイスを買ってみたから、次からはそういったスパイス類も使って作っていく!