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08.10の帰り道

昨日の続きになります。

22時45分に大衆居酒屋を後にして駅のホームへ友人と2人歩きはじめた時、素敵なアコースティックギターの音色と歌声がどこからか聞こえてきた。

その音色に誘われるように、気がつけばその音色を奏でる人の前に立っていた。

普段、路上ライブにはあまり関心がなかったというわけではないけれど、昨日のアコースティックギターの音色と歌声にはどこか心惹かれるものがあったのかもしれない。

聞いていて心地よかった。

そんなことを同じように思ったのか、僕と友人以外にも3.4人の人が集まっていて、音色に耳を傾けていた。

「リクエストはありませんか?」

そう問いかけてくださったので、せっかくなのでとリクエストをしてみた。

ぼく
「BUMP OF CHICKENの車輪の歌をおねがいできますか?」

周りの人
「いいね!」

「リクエストありがとうございます。」

そう言って快諾していただけると、車輪の歌を演奏してもらった。

やっぱり聞き入ってしまった。
アコースティックギターの音色ってやっぱり心地いいし、この人の歌声も優しくて心地いい。
だからここまでみんな聞き入ってしまうんだなと1人感動してしまった。

その後もその人のオリジナル曲を演奏してもらったり、リクエストに答えてもらったりとあっという間の30分だった。

最後の一曲が終わったときにはその場にいたみんながぱちぱちと拍手を送っていた。
僕ももちろんその1人。


こんな素敵な時間が1日の終わりにあるなんて思いもしなかったし、なにより路上ライブがこんなに素敵な空間だったなんて思いもしなかった。

あの場にいたみんな笑顔になっていた。

みんなを幸せにできる音楽のちからってやっぱりすごいなと心からそう思う。
ふと家に眠っているアコースティックギターのことを想った。

ぼくにもできるかどうかはわからないけれど、音楽を改めてやってみようか。
とか、ギターレッスンに通って感覚を取り戻そうかとか。

というのもあの瞬間。
音楽があんなに心地いい空間を作り出せるということがとても羨ましく思ったのだ。

仕事だけの毎日だけど、それ以外のことも何かやってみたいと燻っていた僕にとって新しいことにチャレンジしてみるのも意外と悪くないんじゃないかなと考えた。

だって音楽は聴く方も、演奏する方もきっと楽しいから。

まぁ、自信を持って演奏できるレベルまで持っていかないと話にはならないのは間違いない。

でも音楽っていいなぁと思った1日の終わり。

すごいね。

今日もお疲れ様でした。

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