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結果が悪くても過程が良ければええじゃないか
過程が大事か、結果が大事か。
まぁ答えはないだろうとまだ若造だが、僕はそう思う。
どっちも大事ではあるし、どっちかを疎かにしてはいけないと思う。ただ結果が良ければ過程が少々悪くても褒めてもらえる気がする。過程が良くて結果悪いときに満足することは珍しい気がする。
僕の同期で物事の途中までの過程が良かったにも関わらず、結果が悪かった経験が一度だけあると言っていた。
その同期は消極的な子で自ら行動を起こしたり、リーダーシップを発揮するのが苦手な子であり、チームのために裏でコツコツ作業をする裏方のようなことが得意な子だった。
同期が言うには、大学時代にゼミでチームになってデザインコンテストに出ることになり、
リーダー決めで誰も立候補がおらず、同期が手を上げリーダーに立候補したらしい。
同期が消極的な子であることはゼミ生からは周知の事実であり、その子が手を挙げたことに相当驚いていたそうだ。ただ周りも「リーダーなんか経験したことないならやってみろよ」と盛り上がり、即決でリーダーになったらしい。
しかし結果は悪かった。コンテストに参加するための一次審査で落選するという悲惨な結果だったらしい。
僕は同期からこの話を聞いた時ふと思った。「この話の良かったポイントはどこなんや。過程も結果も悪いやんけ。」
しかし同期からしたら自分がリーダーに立候補したこと、消極的な自分が自ら行動を起こし周りからの評価を変えることができた過程が良かったと感じているらしい。
同期よ、僕はなぜ君が悲惨な結果を招いたかがわかるよ。リーダーっていうものは僕もよくわからないけど、どんなことがあっても自分のことだけでなくチームのために、チームがどのように取り組めば良い結果になるかをいつでも考えていることが大事だと思うんだ。
君は自分が変わったポイントだけを良かったと感じてる。そしてそこを過程と捉えてる。
そんな人がリーダーになれるわけがない。
良い結果をチームで出せるわけがない。
チームのメンバーは多分過程も結果も悪かったコンテストだったと感じているんじゃないかな。
リーダー含めメンバー1人1人が役職を全うし、チームのことを考えて取り組んだとき、結果がどうであれ達成感と満足感に満ち溢れる。
その時初めて結果は悪かったけど過程が良かったと満足して終わることができるんだと僕は感じた。
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